Diamondは、結晶や分子構造を視覚化するソフトフェアです。プレゼンテーションや論文発表、書籍の出版だけでなく、研究や教育など、さまざまな結晶構造に関係する仕事に役立つ、多数の機能を統合した製品です。
Diamondは、CIFファイルや文献などの結晶構造データから結晶や分子の立体構造を可視化するソフトウェアです。CIF、CRYSTIN、CDS、PDB形式など、代表的な結晶構造データのほとんどを可視化できます。表示形式や視点をマウス操作で簡単に変更したり、マウスでクリックした原子などの距離や角度を計算することも可能。また、粉末回折のシミュレーションも可能で、原子の座標データがあれば粉末回折パターンを求められます。アニメの作成などのプレゼンテーション機能も強力です。
Diamondでの結晶構造図の作図例
以下の図は、Diamond3での実際の作図例です。サムネイル画像をクリックすると詳細情報に移動し
、大きな図を見ることができます。また、それぞれの結晶構造図について、Diamond形式のデータファイルもダウンロードできます。Diamondの体験版で実際にデータファイルを操作することができますので、ぜひお試しください。
自動的にインポートできる代表的な結晶構造データ
CIF (Crystallographic
Information File。拡張子:*.cif )
CRYSTIN (ICSD、CRYSTMET。拡張子:*.cry )
Cambridge Structural Database FDAT(拡張子:*.csd、*.dat )
Brookhaven Protein Data Bank(拡張子:*.pdb、*.ent )
SHELX-93(拡張子:*.ins、*.res、*.dat )
XYZデータ(デカルト座標。拡張子:*.xyz)
SYBYL MOL、MOL2(拡張子:*.mol、*mol2 )
Cerius2 (CSSR。拡張子:*.cssr )
MDL MOL形式(拡張子:*.mol、*.mdl )
結晶格子に含まれる原子の分率座標などの結晶構造データを手動で入力し、結晶構造を可視化することもできます。
結晶構造の可視化と結晶構造データを表示するDiamondの操作画面

Diamondは分子や結晶の美しい図を描けるだけではありません。構造パラメータ(格子、空間群、原子座標)の基本的な情報から、結晶構造のどんな任意の部分でも簡単にモデル化
します。また、粉末パターンデータを計算で求めることもできます。