数式の入力方法

一般の数式処理システムやLaTeXシステムの場合、多くのコマンドを複雑な構文に従って入力しなければなりませんでした。数式処理のソフトウェアの場合、2,000を超える演算子の中から、例えば積分であればint、微分であればdiffというコマンドを探して、数式を入力する必要があります。コマンドをいちいち調べるには大変な時間と労力が必要です。次の積分式の場合、

MATH

数式処理システムでこの数式を計算する場合は、普通、次のように入力します。

int(x\2/sqrt(x\2-9),dx)

一方、同じ式をタイプセット出力する場合は次にようにします。

$\int\frac{x\{2}}{\sqrt{x\{2}-9}}dx$

ですが、この複雑な構文を習得する必要があるのはもちろんの事、一つでも構文を間違えますとエラーになり、LaTeXでは表示されません。

Scientific WorkPlace、Scientific Word、Scientific Notebookではこういった“構文を覚える”必要がありません。SWシリーズでは、これらをアイコン、またはキーボードショートカットを使って簡単に入力できます。 では実際に、SWシリーズではどのようにして上式を表示させているのかをみてみましょう。

マウスによる積分式の入力

ステップ アイコン 表示
1. 最初に をクリック $\int$
2.   をクリック $\int \frac{{}}{{}}$
3. x を入力して  をクリックして2を入力 MATH
4. 分母をクリックし、 をクリック MATH
5. ステップ#3を繰り返し、右側をクリック MATH
6. -9を入力し、1番左端をクリック MATH
7. dxを入力

上の同じ数式をキーボードのみを使って入力する事も出来ます。(“Ctrl+i”の表示は、Ctrlキーを押したまま i のキーを押します)

キーボードによる入力

ステップ 入力キー 表示
1. Ctrl+i
2. Ctrl+f $\int \frac{{}}{{}}$
3. x を入力、Ctrl+上矢印、2 MATH
4. スペース 指数の外にカーソルが動きます
5. Tab 分母にカーソルが動きます
6. Ctrl+r MATH
7. ステップ3と4を再度実行 MATH
8. -9を入力 MATH

 

9. スペースを2回 カーソルがルートの外に動きます
10. dx を入力 MATH

数式作成中にスペースキーを押すと、カーソルは数式オブジェクトの外に移動します。また、 Tab キーはテンプレートの中で、隣の入力ボックスにカーソルを移動させます。ステップ9ではスペースキーを押すことでルートの外にカーソルが移動しますが、分母の外には移動しません。2度目のスペースキーで分母の外にカーソルが移動します。 Ctrl キーと上向き、また下向き矢印のキーを押す事により、上付き文字または下付き文字用の入力ボックスを作成できます。上付き、または下付き文字の箇所から他の入力ボックスにカーソルを移動させるには、スペースキーを使います。 Ctrl +上向きとして、さらにCtrl+下向き矢印を押すと、上付き文字中に下付き文字を作成します。上付き文字モードから通常のテキストラインモードに戻る訳ではありません。

Scientific WorkPlace、Scientific WordおよびScientific Notebookには、標準のTeXシステムで利用する記号、数式の出力に必要な全てのフォントが用意されています。画面上でアイコンをクリックして入力する方法のほかに、TeXコマンドとして直接入力することもできます.例えば、Ctrlキーを押しながらintとタイプすると積分記号を入力できます。はじめてLaTeXに接する方はアイコンによる入力をお勧めします。既に、LaTeXコマンドの操作に熟練している方には、スピーディーに入力できるコマンド入力が便利です。

MS Word 数式エディタとの比較

数式を含んだ SWP/SW 文書を MS Word / 数式エディタ を使って作り直してみました。数式の品位の違いをご確認ください。

またMS Word文書のTeX化も簡便に行えます。具体例については こちらのページをご参照ください。SNB の場合については こちらのページをご参照ください。