SWP/SW/SNB ユーザ事例

第5回 東京大学大学院 経済学研究科 教授 小林 孝雄先生

研究分野:金融工学
SWPの用途:論文・教材・書籍執筆

論文・書籍

証券アナリストジャーナル
「信用リスク・モデル化のアプローチ」

International Review of Finance
「Dynamic Optimality of Yield Curve Strategies」, September 2004


近年、公的年金を将来どうしていくのかということが議論されたり、身近な企業が株式買収騒動に巻き込まれたりするなどして、一般の人にも金融の分野が注目されていますが、小林先生の研究対象はまさにこの金融の世界。 株式の運用モデルや株式市場で起こる現象の解明、株式についている株価に理論的な説明をつけることから、債券・金融デリバティブ、社会システムとしての金融の設計にいたるまで、さまざまな分野を研究されています。 また、研究だけにとどまらず、15年ぶりに全面改訂される証券アナリスト試験のためのテキストを執筆されたり、大学でコンピュータを使った金融分野の教育にも力を入れておられるなど、幅広くご活躍されています。

● 数式処理機能が考えをまとめる手助けに

  小林先生が研究する金融の分野で欠かせないのが数学。執筆される論文や書籍でも、授業やゼミで利用される教材でも、数式がなければ経済理論を説明できません。そのため、小林先生にとって必須のツールとなっているのが、数式処理ソフトと数式エディタ。1980年代のMS-DOS用ソフトから、Windows用ワープロソフトの数式機能までたくさんのソフトを使われたそうです。

 「自分で実際に体験版などを長い時間をかけて試してから使うものを決めるタイプ」という小林先生が1~2年ほど前に選ばれたのがScientific Work Place(SWP)。導入した当初は、SWPでは数式処理機能だけを利用されていたそうです。「頭の中で考えていることをちょっと証明してみようというようなときにSWPを使う」と、思考を手助けするツールとしてSWPが役立ったそうです。

● エディタとしても便利だった!

  そのSWPを「あるときエディタとしても使ってみたら便利だった」と気づかれてからは、書籍や論文の執筆などから教材の作成まで、さまざまな場面で文書作成にも活用されているとのこと。

 SWPのよさとしては、TeXのコマンドを自分で入力する必要がない、文書中で数式を入力するときに専用エディタを立ち上げる必要がない、文書がきれいに出力されるという3点をあげていただきました。

 「ソフトを選ぶときには特にインターフェイスを重視する。インターフェイスが悪いと使わない」という小林先生にも、ワープロソフトのような感覚で文章を入力できるSWPの操作性はご納得いただけたようで、作業効率も目に見えて向上したそうです。

 「学生も生でTeXのコマンドを打ち込んでいないでこうしたものを利用すれば便利なのに」といううれしいお言葉もいただきました。また、「最初はきれいに出力されることは気にしていなかったのですが、使い始めてみるとやはりきれいなほうがいい」と、文字の配置を細かく調整できるTeXまわりの機能についてもご満足していただけています。

● SWPにはおおむね満足している

最後に小林先生にSWPについてのご要望、ご不満な点をうかがいました。

 おおむね満足されているものの、「文書作成中にスペルチェックの結果が自動的に表示されればもっと便利かな」「図を作成しようとすると思い通りに描けないことがある」「導入のときにつまずかないような工夫やサービスがあるといい」といったご提案をいただきました。

 弊社では、開発元とも密接に連絡を取り合い、ユーザの皆様のご要望をお伝えしています。実は現行のバージョンにも、弊社が開発元に要望した機能が取り入れられています。これからも率直なご意見、厳しいご要望などをどんどんお寄せしていただき、よりよい製品、サービスをご提供していけるよう努めてまいります。

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