Scientific WorkPlaceおよびScientific Wordには科学論文作成のためのLaTeXが内蔵されています。LaTeXにより、文章のマージン設定、ハイフネーション、カーニング、リーガチャなどがタイプセットの実行時に、選択した学会の論文スタイルに応じて自動的に処理されます。もちろん、タイトル、目次、脚注、マージンノート、ヘッダー、フッター、索引、文献目録なども、専門的なコマンドを駆使することなく論文中に簡単に作成できます。
Scientific WorkPlaceとScientific WordはLaTeXコマンドをユーザが直接する入力することなく、ワープロ形式で内容をスムーズに入力できます。さらに、論文のデザインも内部的に自動処理されますから、研究者に論文の内容に集中する環境を提供します。また、LaTeXコマンドの利用方法を心得ている中級、上級レベルのユーザ向けに、LaTeXコマンドを直接入力する機能も用意しています。
Scientific WorkPlace と Scientific Wordのタイプセッティング機能の特徴
著名な学会のテンプレート(シェルファイル)を内蔵
Scientific WorkPlaceとScientific Wordには150以上のシェルファイルが用意されています。海外の著名な学会や応用物理学会のシェルファイル、書籍原稿作成のためのシェルファイルなど、目的にあったシェルを選択して論文や書籍原稿を作成します。目的の出版社や学会のシェルがリストに無い場合は、もっとも汎用的なStandard LaTeXシェルを使って、文章を作成してください。ほとんどの学会のテンプレートはStandard LaTeXのシェルを改変して作成されたものですから、このシェルで作成しておけば、後からほとんどのシェルに転用できます。
タイプセッティングコントロール
各シェルファイル中で, LaTeXドキュメントクラスおよびLaTeXパッケージが宣言されています。クラスやパッケージのオプションはメニューで指定できます。これらを細かく設定することにより、用紙サイズ、用紙方向、両面印刷、ダブルカラム、フォントサイズの変更など、出力デザインをかなり、大胆に編集できます。タイプセットメニューの「オプションとパッケージ」コマンドを選択すると、これらの編集を行うダイアログが表示されます。
LaTeXパッケージ
LaTeXパッケージを活用すると文章デザインを効率よく、編集できます。例えば、1ページ中にシングルカラムとダブルカラムを混在させたり、脚注のからエンドノートを作成や、脚注の番号や記号を編集するような場合は、パッケージを利用します。
フロントマターとバックマターの作成機能
フロントマターに目次作成のコマンドを挿入することによって目次を作成します。文書をタイプセットすると、LaTeXは自動的にセクションの見出しを抽出して、目次を作成します。同様に、文書中で索引語に対してコマンドを実行することによって、文末に索引を作成します。索引のダイアログには索引レベルとして第1位から第3位までフィールドが用意されています。また、同じダイアログで索引におけるクロスリファレンスも設定できます。
定理型環境の自動番号付け
定理、主題、条件、推論などの定理型環境に対する番号付けの方法を自由に編集できます。例えば、定理型環境に対して通し番号を付けて、定理1、主題2、定理3、推論4、推論5としてみたり、逆に、定理1、主題1、定理2、推論1、推論2などのように独立した番号を付けることもできます。また、章や節によって番号をリセットしたり、章や節の番号を定理型環境の番号と一緒に表記することも可能です。
クロスリファレンスの自動処理
数式、表、画像、ページ番号などの番号付きオブジェクトに対して設定したクロスリファレンスは、タイプセットの実行時に自動的に処理されます。数式や画像などの番号をユーザがカウントする必要はありません。タイプセットを実行すると、クロスリファレンスの設定箇所には自動的にオブジェクト番号が出力されます。
文献目録の自動作成
Scientific WorkPlace と Scientific Word には長大な文献目録を作成するためのツールBibTeXが内蔵されています。BibTeXのリファレンスを文中で設定しておくと、BibTeXはスタイルに応じて、文献目録の情報をフォーマットします。
Scientific WorkPlace と Scientific Word にはBibTeXデータベースを管理するためのツールが用意されています。LaTeXパッケージのEndNotesなどを利用すると、リファレンス情報をBibTeXフォーマットで保存できます。
