Origin 2016 新機能概要3 -グラフ作成-
Origin 2016では、Originのグラフ作成機能やカスタム化機能を向上させる多くの改良が加えられました。
クローン化可能なグラフ・テンプレートを使った
「スマート・プロット」機能
ワークシートとグラフレイヤーの関連付けをテンプレート中に保存することができ、それにより、同じデータ構造を持つデータシートからグラフをワンクリックで作成できます。
- グラフ・テンプレートに対し、「クローン化可能」の指定が可能
- ユーザ定義のグラフテンプレートのみをシステムテンプレートから分離して閲覧できる新しいテンプレート・ライブラリ
- グラフ作成やバッチプロットの過程でグラフウィンドウのショートネームやロングネームをプリセット
軸のカスタム化
- 株式・経済のチャートで週末や祝日をスキップする「個別」軸スケールオプションが設定可能
- 追加線の値を設定することにより、非ゼロ値を基線とする(縦/横)棒グラフを作成することが可能
- 副軸刻みラベルの表示フォーマットの制御
- 他の軸刻みラベルとの重なりを避けるため、特別な軸刻みラベルをドラッグすることが可能
テキストラベル、凡例、データラベルの改良
- グラフ中に置かれた複数行テキストオブジェクトの行間隔を制御することが可能
- 「データラベル」ツール: メタデータのサポートなど、ラベルのカスタム化が可能
- 凡例/テキストラベルの色をプロットの色と同じにすることが可能
- 指定したインデックス位置やポイント上にデータラベルを付けることができ、またラベルのフォーマットの制御も改善
- 等高線図のカラースケール内の各色をブロック表示することが可能
- 3Dグラフ中のデータラベルに引き出し線を付けることが可能
その他のカスタム化
- 複数レイヤーグラフにおいて、共通のレイヤーの幅や高さに設定することが可能
- 複数レイヤーグラフにおいて、指定値でレイヤーを位置ぞろえすることが可能
- ロットの線種や太さをインデックス制御することが可能
- グループデータセットに対し、カラーマップの最小/最大レベルを検索する
- 等高線のトライアンギュレーションに基づいてグリッド線を生成する