Origin: 動画で学ぶ操作方法

 Origin 8.1の新機能「ガジェット」メニューの使い方  Part 2 (Gadget:Part 2)

概要 Part2では、グラフの中にある複数のデータセットに対してクイックフィットを行います。 また、フィット結果から得られるパラメータを、 グラフ上ではなくワークシートに出力する方法も紹介します。
サンプルデータ ダウンロードしたsample_data03 の7-Cフォルダ内のQuick Fit.opj を使用します。
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Part 2: 複数データセットのフィットと新しい関数の選択

イントロ

このチュートリアルではクイックフィットガジェットを使用して複数データプロットをフィットする方法と、各フィット結果をワークシートで作成する方法を紹介します。また、NLFitダイアログに移動してより細かいフィットを実行する方法も紹介します。

複数データプロットをフィットする

  1. このグラフには3つのデータプロット、センサー1、2、3があります。
  2. ガジェットメニューのクイックフィットからリニアテーマを選択します。
  3. グラフにROIボックスが現れるので矢印から設定を選択し、ROIボックスタブでスケールの開始と終了を0から11に変更します。
  4. ここでの範囲は3つのデータプロットのデータのすべてを囲むように設定しています。
  5. もし各データプロットが異なる開始値・終了値を持っている場合は、コンテキストメニューにある「フルプロット範囲に拡大」が使用できなくなります。
  6. R2乗値もROIボックスの上に表示させましょう。
  7. OKをクリックしてこれらの設定を適用させます。

フィットをワークシートで作成する方法

  1. メニューの関数変更から2次を選びます。
  2. R2乗の値ははっきりとは変化しません。よって線形に戻しましょう。
  3. 次に、各3つの曲線フィットの値をワークシートに作成したいと思います。
  4. プレファレンスダイアログを再度開き、ラベルボックスタブで「グラフにラベルボックスを付ける」のチェックを外します。これにより、ラベルボックスがグラフに追加されなくなります。
  5. レポートタブに移動し、フィット結果出力先のワークシートのラジオボタンにチェックを入れます。
  6. ブック名とシート名はここで変更することができます。他にもワークシートになにを出力するかを指定することができます。
  7. OKをクリックします。これで出力を開始する準備ができました。
  8. メニューから新しい出力を選択します。
  9. データを変更するために、データ変更メニューからセンサー2を選択肢、再度新しい出力を選択します。センサー3にも繰り返します。(他の2つのデータセットにも操作する)
  10. 最後にコンテクストメニューから「レポートワークシートに行く」を選択すると出力ワークシートがアクティブになり、3つの曲線から得られたフィット結果を見ることができます。

関数の選択方法

次に、関数の選択方法、またNLFitダイアログに移動して詳細なフィットを実行する方法を紹介します。

  1. まずこのグラフにロジスティック関数でクイックフィットを呼び出します。
  2. ごらんのようにこの関数は適切でないので、ドースレスポンスに変更する必要があります。
  3. メニューから関数変更を選択し、ドースレスポンスを選びます。
  4. このフライアウトメニューには関数リストが存在します。
  5. 「より詳しく…」を選ぶと、このリストに関数を追加したり、必要のない関数を削除することもできます。(より詳しく…を選択し、ダイアログを表示し、追加ボタンをクリックしてファンクションExpDecay2を追加することをいいます。)
  6. 関数リストの編集には、多項式フィットと非線形曲線フィットの2つのタブがあります。
  7. 非線形曲線フィットタブで追加をクリックし、関数を追加します。
  8. ドラッグしてアルファベット順に並べることもできます。
  9. ダイアログを閉じましょう。
  10. 関数のリストがクイックフィットと呼ばれるカテゴリーに保存され、これは関数オーガナイザダイアログからも見ることができます。

NLFitダイアログで詳細なフィットを実行する方法

  1. 関数をドースレスポンスのままにしておきます。
  2. ROIをフルプロット範囲に拡大します。(フライアウトメニューを使用して)
  3. フィットパラメータ値が上に表示されます。
  4. ここでもし詳細にフィットしたい場合、たとえば漸近線(ぜんきんせん)を0から100にしたい場合にはこの時点でNLFitダイアログに移動するだけです。
  5. フライアウトメニューから「NLFitに行く」を選びます。
  6. ROIが消え、ダイアログが開きます。
  7. 関数とパラメータ値がクイックフィットからNLFitダイアログに引き継がれます。
  8. パラメータタブで、漸近線の値を0から100に固定し、フィットをクリックするとNLFitレポートとグラフに表が現れます。
  9. クイックフィットツールはNLFitツールを導入する準備のテストフィットとして使用し、フィットプロセスを詳細にコントロールしたい場合には、それからNLFitツールに移動します。
  10. ガウシアンフォルダに移動します。
    このグラフデータには、すでにクイックフィットが実行されています。

このようにクイックフィットを事項したあとでもNLFitダイアログを開き、さらなる処理を加えることができます。

  1. コントロールとYキーを押すとダイアログが開き、クイックフィットから関数とパラメータがダイアログにロードされています。
  2. ROIが表示されているときはコンテキストメニューからNLFitに軌道でき、以前にクイックフィットを実行したグラフもNLFitダイアログを移動すると前回フィットした関数とパラメータ値がロードされ、それを編集することが可能です

 

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