波形解析の専門ツール: ピークアナライザ(Peak Analyzer)
Peak Analyzer(PA)は、 「ベースライン(基線)の作成、減算」、「ピーク検出」、「ピーク面積の計算」、「ピークフィット」の4つの機能を提供しています。「ピークフィット」は、OriginProのみで提供されており、データのピーク値を分析し、非線形曲線のパラメータを算出します。異なる非線形曲線の重畳した波形に対して、ワンタッチで解析を行えます。同時にOriginの優れたグラフ作成機能を利用して、研究資料用の高品質なグラフを作成できます。特に、クロマトグラフィ、スペクトル分析の分野で威力を発揮します。
PAでは、
- ウィザード形式で各ページを行ったり来たりというような試行錯誤が可能
- ピークフィット中にベースラインのフィットも可能
- 負のピークにも対応。
- 自動ピーク検出、自動基線検出
- ピークの手動追加/削除
- パラメータの初期値は自動計算
- ピーク位置情報や分析手順の保存
- 同じ設定をテーマとして保存し、次回以降同じ設定で分析可能
- 分析したい範囲を指定可能
などの機能があります。
ピークフィットに利用できる組込関数はGauss関数、Lorentz関数、Voigt関数など40以上
PAはLevenberg-Marquardtの非線形フィットのアルゴリズムを採用しています。PAにはGauss関数、Lorentz関数、Voigt関数など、40以上の非線形関数が内蔵されており、さらにユーザ定義の関数を利用することもできます(パラメータの名前に制約があります)。また、
- 各ピークの中心の位置、面積(または高さ)、幅を計算によって求める。
- データから基線を減算、基線のオフセット
- 2次導関数、残差プロットを使って、隠れたピークを探す
- 信頼帯、推定帯の表示、データセット全体または各ピークを理論曲線で表示(波形分離)
- パラメータの制約の設定(上限/下限、算術式での制約指定)
- 個々のピークに対して、次のような項目を求めることができます。
- ピーク関数と基線の間の面積
- データセットと基線で囲まれた部分の面積。
- −∞からXまでの面積。
- 2つの垂直線の間に囲まれたピークの面積。
- 指定した位置の水平線より上側のピーク面積。
- 2つのピーク間での重なっている部分の面積。/li>
- ピークの最大値の半分の位置でのピーク幅。
- ピークの最大値のn%の位置での幅。
- ピークの最大に対するX値とY値
- ピークの重心のX値
- 指定した位置の水平線とピーク曲線との交点の左右のX値。
- 左右の変曲点の位置。
- データの分散
- 隣り合っている2つのピーク間の分解されている程度を示す分離度。
- 0次から4次までのピークのモーメント。
- フィッシャーの歪度および尖度
などの機能があります。

観測したデータにピークフィットを施した結果の図で、用意された任意の非線形曲線を図にあてはめてシミュレーションを行う事ができます。
複数のデータファイルに対し、ピーク分離の一括処理も可能
ピークアナライザでは、一度実行した波形解析の設定を、名前を付けるだけで簡単に保存できます。そして、保存した解析の設定を、複数のデータファイルに対して一括で処理できます。測定器などから得られたスペクトル分析などの大量のデータを、プログラミングなどを行うことなく、まとめて処理できます。









