RS232C-TCP/IPコンバータ
TCP/Com (ティーシーピーコム)はパソコンのシリアル(RS232C)ポートをTCP/IPネットワークに接続するためのソフトウェアです。
TCP/Comをインストールしたパソコンのシリアルポートにデータ計測機器(モデム、バーコードリーダ、センサ、ゲージ、電子秤、無線機器、PBXシステムや実験装置など)をつなげば、そのデータはTCP/IPネットワーク(イーサネットやインターネット)上のどこからでも取込むことができます。
シリアルデバイス(バーコートリーダ、電子秤、デジタル計測装置など)をCOMポートにつなぎ、TCP/Comを起動すれば、TCP/IPを利用したネットワーク上の他のパソコンから、そのシリアルデバイスに接続できます。すなわち、TCPWedgeやTelnet、その他のTCP/IPコミュニケーションツールソフトウェアで、同じネットワーク上のどのPCからでも直接シリアルデバイスからデータを取込んだり送出することができます。さらに、TCP/Comを利用すればイントラネットやインターネット経由でシリアルデータの送受信を行うことも可能になります。TCP/Comの使用例につきましては、下記をご参照ください。

簡単な操作
シリアルポートを選択、通信パラメータを設定し、IPアドレスとソケットナンバーを入力します。あとは"Activate"ボタンを押すだけです。
デモ版
ここからデモ版ダウンロードのページへジャンプしてお試しください。30日間製品同様に動作しますので、TCP/Comの機能を実際に体験いただけます。なお、WinWedge ProにはTCP/Comがバンドルされています。
機能
- 115Kbのシリアル通信速度に対応
- 同時に99ポートのシリアルポートに対応
- クライアントおよびサーバとして99のIPアドレスに対応
- サーバとして設定した場合、同時に複数のクライアントからの接続に対応
- TCP/IPポートを仮想的なCOMポートとするバーチャルCOMポート機能(Windows NT/2000/XPバージョンのみ)
- 切断されたTCP/IP接続を自動的に修復するエラー修復機能(Windows NT/2000/XPバージョンのみ)
TCP/Comの使用例
1.ネットワークやインターネットをシリアルケーブルのように利用する。
ネットワーク上の1台のパソコンをサーバとしてTCP/Comを起動し、別のパソコンをクライアントとして1台目のパソコンに接続します。サーバ側のシリアルポートにデータが送出されるとクライアントマシンのシリアルポートへ送られ、逆にクライアントマシンのシリアルポートに送出される信号はサーバのシリアルポートに送られます。この機能を簡単に、また安心して実現するために、TCP/Comは2ユーザライセンスで販売していますので、2台のマシンにインストールすることができるのです。
ノート:TCP/Comをサーバとして設定した場合、複数のクライアントから接続することができます。これによりシリアルポートにつなげたシリアルデバイスのデータを複数のクライアントマシンへ送出することができます。
2.シリアル通信プログラムでTCP/IPポートからデータを送受信する。
既にシリアルポートとの通信を行うためのソフトウェアを利用している場合、そのソフトウェアを使ってTCP/IPポートからもデータの送受信を行えれば非常に便利です。これは、パソコンの2つのシリアルポートを互いにヌルモデムケーブルで接続することによって実現可能です。1つのシリアルポートをTCP/Comに、もう1つのシリアルポートをシリアル通信ソフトに割り当てます。シリアル通信ソフトがそのシリアルポートにデータを送出するとすぐにもう一方のシリアルポートにデータを送り、そこからTCP/IPポートへデータが送られます。
3.マルチポートターミナルサーバとの比較
マルチポートターミナルサーバは測定機器をネットワークへ接続したり、それらにTCP/IPポートを通してI/Oパスを提供するためのデバイスです。TCP/Comはネットワークアダプタと1つ以上のシリアルポートを持つパソコンが必要である点を除けばこのターミナルサーバと同じ機能を提供します。TCP/Comは16ポートのシリアルポートまで対応していますので、TCP/Comが1ライセンスあれば16のシリアルデバイスをネットワークに接続させることができます。これは各シリアルデバイスごとにターミナルサーバを購入するよりもはるかに安価といえます。また、TCP/Comでサーバとしたパソコンには複数のクライアントから接続ができるのも特長です。ほとんどのターミナルサーバは同時に1つのクライアントからのアクセスしか対応していないためです。
