新しいインタフェース
EViewsはこれまでも使いやすいインタフェースに定評がありましたが、EViews12ではさらにインタフェースが改善されました。代表的な機能をご紹介します。
新しいワークファイルのフォーマット
EViews12では新しいワークファイルフォーマット(.WF2)をサポートします。これは、JSONを使用したテキストベースのフォーマットで、テキストエディタでワークファイルを開き、データ要素を確認できます。デフォルトでは、.WF2はフォーマットされていない(改行やタブ文字の無い)JSONを生成し、GZIPで圧縮されます。これらは、設定でフォーマットされた非圧縮の、高速読み取りが可能なファイルに変更することもできます。
.WF2形式はオプションです。従来の.WF1形式は後方互換性があり、変わらず利用できます。
マークダウンフォーマットでエクスポート
EViews12では印刷機能が強化され、マークダウンをサポートしました。表、グラフ、その他の出力結果をマークダウン言語でフォーマットできます。
EViewsからの出力結果をマークダウンで保存するには、右クリックからSave to Diskを選択し、File typeドロップダウンでMarkdownを選択します。
その他
EViews12では上記以外にもインターフェース機能が様々な強化・改善が行われました。
- Pythonサポート機能の改善
- 多数の新しい関数
- プログラムのカラー印刷
- 行列ベースの最小二乗法の計算