ランドスケープ

文書全体としての基本様式は縦置き(portrait)であっても、大きな表を収容するため等の理由により、一部のページだけ横置き(landscape)で使いたいといったニーズが発生します。portland パッケージや lscape パッケージの利用によってこれらのニーズに対応することができますが、DVIタイプセットとPDFタイプセットとで適、不適が異なりますので扱いには注意が必要です。

Note: 文書全体として横置きにするという場合にはランドスケープ1の項を参照ください。
 

1. Portlandパッケージ

Portland パッケージを使用すると、文書の途中でページの向きを横向きに変えたり、再び縦向きに戻したりといった操作が可能になります。ページそのものを転置させますので、ビューワで見る際、ページのレイアウトをその都度切替える必要があります。ページは縦置きのまま、中身のみを90°回転させる lscape パッケージとは性格が異なります。ビューワでページの向きを変更できるDVIとは適性があります。

特定ページのみをランドスケープ配置にする
  1. 文書に portland パッケージを追加します。具体的にはタイプセットメニュー:オプションとパッケージパッケージオプションタブと操作し、追加ボタンをクリック、portland パッケージを選択します。
  2. 用紙の向きを横向きに変更したい位置にカーソルを位置付けTeXフィールドを設定、中に ¥landscape コマンドを挿入します。
  3. 用紙の向きを縦向きに戻したい位置にカーソルを位置付けTeXフィールドを設定、中に ¥portrait コマンドを挿入します。

タイプセット後プレビューする際、DVIプレビューワは通常portraitモードとなっているため、横置きページは正しく表示されません。dviout の場合には paper メニューで Landscape を指定してください。欧文用のTrueTeX Previewer の場合には、Options メニュー:PreferencesPage Orientation と操作し、やはり Landscape を指定します。

Note: 文書中にヘッダやフッタが設定されていた場合、本来であればそれらの横幅も用紙レイアウトに応じて変更されるべきでしょう。しかし残念ながら現実はそうなっていないようです。具合が悪い場合には、該当ページのみヘッダやフッタの出力を抑止するといった配慮が必要になります。
 
Note: PDFタイプセットの場合、PDFビューワではページのレイアウト変更ができないため、portland パッケージの使用は推奨できません。portland パッケージを用いて作成した文書例についてはこちらを参照ください。
  portland.pdf (78KB)
PDFの場合には lscape パッケージの使用を推奨します。
 

2. Lscapeパッケージ

Lscape パッケージの場合、ページレイアウト自体はportraitのまま、ページの中身を転置させるという手法を用います。ページ番号を含むヘッダやフッタは転置されない点が portland パッケージとは対照的です。ただしDVIプレビューワは回転に対応していないものが多いため、相性が良いとは言えません。逆にPDFに関しては何ら問題はありません。

特定ページのみをランドスケープ配置にする
  1. 文書に lscape パッケージを追加します。具体的にはタイプセットメニュー:オプションとパッケージパッケージオプションタブと操作し、追加ボタンをクリック、lscape パッケージを選択します。
  2. 用紙の向きを横向きに変更したい位置にカーソルを位置付けTeXフィールドを設定、中に
    ¥begin{landscape}
    と入力します。
  3. 用紙の向きを縦向きに戻したい位置にカーソルを位置付けTeXフィールドを設定、中に
    ¥end{landscape}
    と入力します。

lscape パッケージを用いて作成したPDF文書の例については以下を参照ください。ヘッダとかページ番号が縦置きの場合と変わらないため、上記Noteのような問題は回避できます。
  lscape.pdf (79KB)
 

Note: 欧文DVI用の TrueTeX Previewer は文字の回転をサポートしていないので lscape パッケージは使用できません。一方、日本語文書用の dviout は文字の回転には対応していますが、画像の種類によっては制限が付きます。
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