Stata15による傾向スコア(プロペンシティスコア)分析I - 平均処置効果の推定からバランスチェックまで

Rosenbaum and Rubin(1983)の提案した傾向スコア(プロペンシティスコア)分析は、交絡要因を除いた時の処置効果を計測するために開発された計量分析手法です。例えば母親の喫煙習慣が新生児の体重に与える効果について考えてみましょう。母親の年齢や体重と喫煙の効果は無関係でしょうか。無作為割付けができないような医学、経済学、社会学、心理学において処置効果をより精緻に推定する最新の手法が傾向スコア分析です。
講習内容
第一部.傾向スコア分析の前に
問題意識として交絡とはなにかを最初に確認します。交絡の影響を取り除いて処置効果を推定するために「反実仮想」という考え方を利用します。ただし、この反実仮想を利用して平均処置効果(Average Treatment Effects)を推定するためには3つの仮定が必要となります。ATEを推定するために利用する統計学のフレームワークを理解します。

第二部.バランスチェック
teffects psmatchコマンドは傾向スコアを用いたマッチングとATEの推定を同時に行います。ただし、ロジット(またはプロビット)モデルの推定に利用した共変量のバランスチェックという、標本分布をマッチング前と後で確認する作業が必要です。

第三部.その他の傾向スコア分析コマンド
処置の割付にロジット(プロビット)モデルを使ってATEを推定する以外にも、反実仮想の考え方を回帰分析で実現する回帰調整(Regression Adjustment)、ロジットモデル推定値で加重するInverse-Probability Weightingという手法を紹介します。

参考文献:Shenyang Y.Guo and Mark W.Fraser(2014),Propensity Score Analysis: Statistical Methods and Applications 2nd Edition,SAGE Publications,Inc

※ セミナーは終了後(17:00)は質疑応答の時間となります。お気軽にご質問ください。

 
参加費用(税込)
48,600円
会場
株式会社ライトストーン セミナールーム
JR秋葉原駅/JR浅草橋駅 徒歩7分 都営新宿線岩本町駅 徒歩5分 JR馬喰町駅 徒歩5分   地図
開催日時空席状況申込
2019年3月19日(火) 10:00-17:00 受付中