メモ・作業記録・コメント

MAXQDAには、データのあらゆる場所に研究のアイデアを書き込めるメモ機能があります。研究の計画や参考文献、疑問に思ったことなどをどんどん書き込み、後からまとめて読んだり整理したりすることができます。


  • 各機能には、メモタブからアクセスできます
メモ

メモの挿入

  • メモは、文書グループ、文書、コード、コードセット、文書(テキスト、画像、音声、動画)に挿入することができます
  • どこにも貼り付けないフリーメモ、プロジェクトに関することを記入するプロジェクトメモも作成できます

文書グループ、文書、コード、コードセット、段落にメモを挿入する

文書システム・コードシステム・文書ブラウザでメモ欄(画像オレンジ部分)をダブルクリックします。または、右クリックメニューから「メモ」を選択します。

メモを付けられる場所

テキスト・画像にメモを挿入する

マウスをドラッグしてメモを付ける部分を選択し、右クリックメニューから「選択されたセグメントにメモを挿入する」を選択します。

テキスト・画像にメモを挿入する

音声・動画にメモを挿入する

マルチメディアブラウザでメモを挿入する場所に再生バーを合わせicon新規のメモをクリックします。

音声・動画にメモを挿入する

フリーメモ、プロジェクトメモを作成する

メモタブから「新規のフリーメモ」「プロジェクトメモ」をクリックします。

フリーメモ、プロジェクトメモを作成する

ワンポイントアドバイス

プロジェクトメモは、文書システムウインドウの一番上の階層に挿入されます。「文書」の左のメモ欄をダブルクリックすることでもプロジェクトメモを作成することができます。

プロジェクトメモ

MAXQDA 2018の場合

  • プロジェクトメモの作成: 文書システムウインドウで「文書」の左のメモ欄をダブルクリックします
  • フリーメモの作成: 分析タブの「メモ」から「新規のフリーメモ」を選択します

メモの編集・保存・削除

  • メモには、一般的なワープロソフトと同様の操作感で文字を入力できます
  • 右クリックメニューから表を作成することもできます
メモの編集

編集によく使用するアイコン

  • icon:メモにラベルを付けます
    ※メモのラベル名は、2020年2月現在1bit文字のみ入力できます。次回アップデートで2bit文字の入力に対応予定です
  • icon:日時を挿入します
  • iconメモを削除する: メモを削除します

メモの保存

メモを保存するには、ウィンドウを閉じます

編集中のメモは、一定時間間隔で自動保存されます。初期設定は5分です。
間隔は、環境設定より変更可能です。

関連ページMAXQDA全体の設定


メモの複製

メモを複製するには、メモアイコンの右クリックメニューから「メモをコピーする」を選択します。次に、メモを貼り付けたいメモ欄で右クリックメニューから「メモをペーストする」を選択します。

「メモを文書に変換する」を選択すると、メモが文書に変換されます。

menu

メモの表示

  • メモアイコンをダブルクリックすることで、いつでもメモの表示・編集が可能です
  • 文書ブラウザにデータと並べてメモの内容を表示することができます
  • すべてのメモを一覧表示で閲覧することができます

メモアイコンからの表示

メモアイコンの上でマウスを停止させると、内容が表示されます。

メモアイコンをダブルクリックすると、メモウィンドウが開き、メモの内容を編集することができます。

ひとつのメモを開いたまま別のメモを開くと、メモウィンドウにタブが作成されます。iconウィンドウの分離をクリックして別ウィンドウ表示に切り替えることもできます。

メモアイコンからの表示

文書ブラウザにメモを表示させる

文書ブラウザでiconスライドバーを表示するアイコンをクリックします。

icon前のメモ/次のメモまたはメモアイコンのクリックで表示させるメモを選択できます。

スライドバーの表示

※スライドバーにメモが表示されない場合は、右クリックメニューからメモを表示する設定にしてください。

関連ページ文書ブラウザのスライドバー


メモの一覧表示

メモタブから「メモの一覧表示」を選択します。

メモの一覧表示

行をクリックすると上部に内容が表示されます。ダブルクリックするとメモウィンドウが開き、メモの編集ができます。

ツールバーから、新規フリーメモの作成メモのフィルタリング、検索ができます。

MAXQDA 2018の場合

レポートタブの「メモの一覧表示」、または分析タブの「メモ:すべてのメモを一覧表にする」を選択します。


プロジェクトメモの表示

プロジェクトメモの内容は、プロジェクト情報からも確認することができます。

関連ページプロジェクト情報の確認

リンクの作成

  • 関連のある情報同士を、リンクで繋げることができます

文書リンクの作成

メモウィンドウでリンクを作成したいテキストを選択し、右クリックメニューから「外部リンクを挿入する」を選択します。次に、文書ブラウザでテキストを選択し、右クリックメニューから「外部リンクを挿入する」を選択すると文章がリンクされます。


メモにコードをリンクする

メモウィンドウの「リンクされたコード」欄に、コードシステムウィンドウからコードをドラッグ&ドロップすることで、メモにコードをリンクさせることができます。

コードシステムウィンドウでコードを右クリックし、メニューから「リンクされたメモ」を選択すると、リンクされているメモが一覧表示されます。


メモにコード付きセグメントをリンクする

メモウィンドウの文書ブラウザウィンドウからコード付きセグメントをドラッグ&ドロップすることで、リンクを作成できます。

メモウィンドウのiconコード付セグメントの一覧表示から内容を確認できます。

メモマネージャー

  • メモマネージャーでは、メモを包括的に閲覧することができます
  • 豊富なオプションを使ってメモをフィルタリング・ソート・検索することができます
  • 関連のあるメモをセットにまとめて、情報を整理することができます

メモマネージャーを開くには、メモタブのフリーメモ・コードメモ・文書内のメモ・メディア内のメモ・文書メモ・文書グループ&文書セットメモ・コードセットメモのいずれかのアイコンをクリックします。


メモマネージャーのインターフェース

別カテゴリのメモも表示するには、アイコンをクリックします。背景が水色に変化しているカテゴリのメモが表示されています。

左側には、メモの一覧が階層表示されます。選択した階層以下にあるメモの内容が右側に一覧表示されます。

メモを選択すると、各メモの内容が表示されます。「タブで開く」にチェックを入れると、選択したメモが別タブで表示されます。


メモのフィルタリング・ソート・検索

ツールバーから、メモのフィルタリング・ソート・検索が可能です。

  • iconアクティブ化された文書のみ:文書ブラウザウィンドウでアクティブ化された文書にあるメモのみを表示します
  • iconアクティブ化されたコードのみ:コードシステムウィンドウでアクティブ化されたコードにあるメモのみを表示します
  • iconフィルター:各種フィルターを設定します

セットの作成

プロジェクトファイルの随所にあるメモのうち、関連性の強いメモをセットにまとめて整理できます。

セットを作成するには、セットの右クリックメニューから「新規のセット」を選択します。作成したセットは、クリックで名前の変更ができます。

ドラッグ&ドロップでメモをセットに入れることができます。

ドラッグ&ドロップでメモをセットに入れることができます。

「左ウィンドウ内のメモをエクスポートする」を選択すると、一覧表示されているメモの内容をWordファイルにエクスポートできます。

作業記録

  • 作業記録にプロジェクトの進行状況を記録できます

ホームタブの「作業記録」から編集・閲覧することができます。

コメント

  • コードを付けたセグメンにコメントを付けることができます。

コメントの作成

コメントを作成するには、コードストライプの丸い部分をダブルクリックします。

コメントを入力し、Enterキーを押すとコメントが保存され、ウィンドウが閉じます。
改行するには、ShiftキーとEnterキーを同時に押します。

文書ブラウザウィンドウでiconスライドバーを表示するをオンにすると、コメントの内容が文書の左側に表示されます。


コメントの一覧表示

コードシステムウィンドウでコードをダブルクリックすると、コード付きセグメントの一覧と併せてコメントが表示されます。全コードのコメントを確認するには、レポートタブの「コード付セグメントの一覧表示」をクリックします。

セルをダブルクリックすることで、コメントの内容を編集できます。

メモとコメント、パラフレーズとサマリーの使い分け

  • メモとコメントは似ている機能ですが、メモが随所に書き込めるのに対し、コメントはコード付きセグメントに対してのみ使用できる機能です
  • データをまとめる時に使用するパラフレーズとサマリーも似ている機能ですが、サマリーはコーディング後に使用できるようになる機能です
  • 分析のフェーズに合わせて使いやすい機能をご選択ください

分析のフェーズと使用可能な機能

メモコメントパラフレーズサマリー
記入する内容 プロジェクトに関するデータや仮説、参考文献、分析中のアイデアメモ、分析の結果やまとめなど メタ情報、キーワード、特定のコード付きセグメントについての注記 セクションの要約 トピックスごとに、コードから事例を要約して表形式にまとめる
記入できるテキストの長さ 無制限 255文字まで 無制限
フォーマット テキスト(装飾可)、表 テキストのみ(装飾不可)

記入する内容

メモ
プロジェクトに関するデータや仮説、参考文献、分析中のアイデアメモ、分析の結果やまとめなど
コメント
メタ情報、キーワード、特定のコード付きセグメントについての注記
パラフレーズ
セクションの要約
サマリー
トピックスごとに、コードから事例を要約して表形式にまとめる

記入できるテキストの長さ

メモ、サマリー: 
無制限
コメント、パラフレーズ: 
255文字まで

フォーマット

メモ: 
テキスト(装飾可)、表
コメント、パラフレーズ、サマリー: 
テキストのみ(装飾不可)

関連ページMemos and Comments – Paraphrases and Summaries: Which one can I use, when, and for what?(MAXQDA Research Blog)

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