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display コマンド

 Stataの display コマンド(省略形 di )は、文字列やスカラー式(計算結果など)を 結果ウィンドウに表示するためのコマンドです。

1. インタラクティブな利用(計算機機能)

 手計算の代わりに、コマンドウィンドウで直接計算を行うことができます。

  • 基本計算 : display 2+2 と入力すると、結果の 4 が表示されます。
  • 数学関数 : display sqrt(2)/2 (平方根)や display normal(-1.1) (標準正規分布)などの 関数を計算して表示できます。
  • 書式の指定 : %fmt を使って、 display %6.0fc 100*100 (カンマ区切り)のように結果の表示形式を制御できます。

2. プログラミングでの利用

 Do-fileやプログラム内で、整形された出力を生成するために使用されます。

  • 表示スタイル (Styles): as text (地文)、 as result (計算結果)、 as error (エラー:赤字)、 as input (入力内容)の4つのスタイルを指定して、色や太字を使い分けることができます。
  • 位置制御: _skip(#) (列を飛ばす)、 _column(#) (特定の列へ移動)、 _newline (改行)、 _continue (改行を抑制)などの指示でレイアウトを調整できます。
  • 入力の取得: _request(macname) を使用すると、コンソールからの入力を受け取ってグローバルマクロに格納できます。

3. データの確認と解析結果の表示

  • 変数の値: 変数名を指定できますが、添え字がない場合は第1観測値のみが表示されます(例: display myvar )。 特定の行の値を見たい場合は display myvar[2] のように指定します。
  • 長い文字列 (strL): 非常に長い文字列変数の全内容を確認したい場合、 display _asis mystr と入力することで、 途中で省略されずに表示されます。
  • システム値や解析結果: summarize などの実行後に、メモリに保存された結果( r(mean) など)を 表示する際によく使われます。また、円周率などのシステム定数 c(pi) も表示可能です。

4. SMCLとの連携

 Stataの出力言語である SMCL (Stata Markup and Control Language) の記法を扱うことができます。

  • たとえば、 display "{title:My Results}" とすればタイトル形式で表示され、 {hline 20} を使えば 水平線を引くことができます。