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ds コマンド

 Stataの ds コマンドは、メモリ内にあるデータの変数名をコンパクトに一覧表示するためのコマンドです。 単に表示するだけでなく、型やラベルなどの属性(プロパティ)に基づいて変数を絞り込むことができる点が大きな特徴です。

1. 基本的な機能

  • コンパクトな表示 : 引数なしで ds と入力すると、現在のデータセットに含まれるすべての変数名が横並びで表示されます。
  • アルファベット順 : alpha オプションを付けると、変数名をアルファベット順に並べて表示します。
  • 詳細表示 : detail オプションを指定すると、 describe コマンドと同様の詳細な属性情報が表示されます。

2. 属性による変数の絞り込み

  has()not() オプションを使用して、特定の条件を満たす変数だけを抽出できます。

  • データ型で絞り込む :
    文字列変数のみ : ds, has(type string)
    数値変数のみ : ds, has(type numeric)
    特定の数値型(int型など)のみ : ds, has(type int)
  • ラベルで絞り込む :
    変数ラベルに「weight」という単語を含むもの: ds, has(varlabel *weight*)
    insensitive オプションを併用すると、ラベルの検索で大文字・小文字を区別しません。
  • 表示形式(format)で絞り込む :
    日付形式の変数のみ : ds, has(format %t*)

3. プログラミングでの活用

  ds コマンドを実行すると、条件に一致した変数のリストが r(varlist) というローカルマクロに格納されます。
 これを利用して、「特定の条件に合う変数に対してのみ、別のコマンドを一括で実行する」といった処理が簡単に行えます。
 (例:すべての整数型変数に対して summarize を実行するなど)

4. 関連コマンドとの違い

  • describe : 変数の属性(型やラベル)を確認するための基本コマンドですが、表示が縦長になりやすく、 属性による絞り込み機能は ds ほど強力ではありません。
  • lookfor : 変数名やラベルに含まれる「キーワード」で検索することに特化しています。 ds は型やフォーマットなど、より技術的な属性での絞り込みに優れています。