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edit コマンド

 Stataの edit コマンドは、データを直接入力したり既存のデータを編集したりするための、 スプレッドシート形式のデータエディターを開くコマンドです。
 キーボードから逐次データを入力する input コマンドよりも、新しい値を入力した際に保存形式を 自動で調整してくれるため、多くのユーザーにとって便利な代替手段とされています。

1. 基本的な構文と動作

  • 全データの表示 : edit とだけ入力すると、すべての変数と観測値が表示された状態でエディターが開きます。
  • 表示の制限 : 下記のように指定することで、特定の列(変数)や特定の条件に合う行(観測値)だけを対象に編集できます。
    edit [変数リスト] [if] [in]
  • 値ラベルの扱い : nolabel オプションを指定すると、値ラベル(例: "Male")の代わりに保存されている生の数値(例: 0)を表示させることができます。

2. 主な機能

  • 値の変更 : 編集したいセルを選択して新しい値を入力し、Enterキーを押すだけで変更が反映されます。
  • 型の自動調整 : たとえば整数型(int)の変数に「22.5」のような小数を含む値を入力した場合、Stataは自動的に変数の保存形式を変更してデータを保持します。
  • 新しいデータの追加 : 空白の列に入力を始めれば新しい変数が、空白の行に入力すれば新しい観測値が自動的に作成されます。
  • コピー&ペースト : Stataと他のアプリケーション(Excelなど)の間で、クリップボードを使用してデータを貼り付けることが可能です。

3. 安全性とログ記録

  • 変更の追跡 : edit モードで行った変更は、Stataの結果ウィンドウに replace コマンドなどの形式で自動的に記録されます。これにより、ログファイル(log file)を保存していれば、エディター上で行った操作の記録を残すことができます。
  • 誤操作の防止 : edit はデータを直接書き換えてしまうため、データの整合性を重視する場合は、閲覧のみが可能な browse コマンドの使用が推奨されています。
  • リスクの最小化 : 特定の変数だけを修正したい場合は、 edit model mpg のように変数を限定してコマンドを実行することで、他の重要な変数を誤って変更してしまうリスクを防ぐことができます。