ttest コマンド Stataの ttest コマンドは、平均値の比較テスト(t検定)を行うためのコマンドです。
1つの変数の平均値を特定の定数と比較したり、2つのグループ間、あるいは2つの変数間での平均値の差を検定することができます。
検定の対象によって以下の形式を使用します。
1標本t検定(平均値を定数と比較する場合)
ttest 変数名 == 定数
独立した2標本のt検定(1つの変数をグループ変数で比較する場合)
ttest 変数名, by(グループ分け変数)
対応のあるt検定(同一サンプルの2つの変数を比較する場合)
ttest 変数1 == 変数2
独立した2標本のt検定(対応のない2つの変数を比較する場合)
ttest 変数1 == 変数2, unpaired
by(varname) : 2つの独立したサンプルを定義する変数を指定します(グループは2つである必要があります)。unequal : 2つのサンプルの分散が等しくないと想定する場合に指定します。これを選択すると、Satterthwaite(サザスウェイト)の近似による自由度が計算されます。level(#) : 信頼区間の幅をパーセンテージで指定します(例: level(99) )。デフォルトは95です。ttesti ) データセットそのものが手元になく、サンプル数、平均、標準偏差などの統計量だけがわかっている場合は、即値形式の ttesti を使用できます。
ttesti #観測値数 #平均 #標準偏差 #比較対象の定数
* 例1:1標本t検定(即値形式)
* サンプルサイズ97、平均24、標準偏差6のデータについて、真の平均が22であるかを検定します。
ttesti 97 24 6 22
* 例2:独立した2標本t検定(不等分散)
* auto データを使用して、国産車と外車の mpg (燃費)の平均に差があるかを検定します。この際、分散が等しくないと仮定します。
webuse auto
ttest mpg, by(foreign) unequal
* 例3:対応のある検定(または2変数の比較)
ttest var1 == var2
ttest を実行すると、各グループの統計量(平均、標準誤差、標準偏差、95%信頼区間)とともに、
対立仮説に応じた3つの異なるp値(左側、両側、右側)が表示されます。