Grapherでカーブフィットを行う

Grapherではカーブフィットを行うことができます。
Grapherに最初から用意されている組み込みのフィットタイプを利用するか、フィット関数の数式を独自に入力することができます。

組み込み関数で曲線当てはめ

icon局所回帰関数(LOESS、LOWESS)によるフィッティング

プロットにフィット曲線を追加する



フィット曲線を追加可能なグラフタイプは以下の通りです。

  • line/scatter折れ線/散布図
  • step plot階段グラフ
  • polar plot極座標グラフ
  • histogramヒストグラム
  • 3D ribbon3Dリボングラフ
  • 3D wall3Dウォールプロット、3Dウォールグラフ
  • 3D step plot3D階段グラフ
  • 3D histogram3Dヒストグラム
  • 3D XYZ line/scatter3D XYZ 折れ線/散布図
  • XYZ bar chartXYZ 棒グラフ

  • プロットにフィット曲線を追加する

    フィット曲線をプロットに追加するには、以下の手順で行います。

    1. オブジェクトマネージャObject Manager)もしくはプロットウィンドウにてプロットを選択します。

      フィット曲線を追加するプロットを選択する

    2. Home:Add to Graph:Fit Curveを選択すると、デフォルトで直線フィットが追加されます。

      カーブフィッティングを行う

    3. 直線フィット(線形フィット)のフィットカーブが追加される

    フィットの方向を変更する

    Grapherでは、Xの関数(Y = F(X))およびYの関数(Y = F(X))としてのフィットをサポートしています。
    フィットの方向を変更するには、

    1. オブジェクトマネージャObject Manager)にてLinear Fitをクリックして選択します。

      フィット曲線のプロットを選択

    2. プロパティマネージャ(Property Manager)にてPlotタブをクリックします。Fit directionで、Y = F(X)X = F(Y)を切り替えます。

      独立変数と従属変数を指定

    曲線タイプを変更する

    1. 曲線タイプを変更するには、Fit typeで任意のタイプを選択します。

      組込関数の中からフィット関数を選ぶ

      Exponential (指数関数, エクスポネンシャル) によるフィット

    2. 利用可能なフィットタイプは以下の17通りです。
    1. Linear直線フィット線形フィット
    2. Log対数関数
    3. Exponential指数関数
    4. Powerべき関数
    5. Spline Smoothingスプラインスムージング
    6. Polynomial多項式関数
    7. Orthogonal Polynomial直交多項式
    8. Through Origin原点を通る直線フィット
    9. Running Average移動平均
    10. Weighted Average加重平均
    11. LOESSLOWESS):局所回帰
    12. Reduced Major AxisRMA):減少主軸回帰(=標準主軸回帰(Standardizes Major Axis, SMA)、幾何平均回帰(Geometric Mean, GM))

      以下のタイプは、ヒストグラムおよび3Dヒストグラムで使用します。

    1. Normal DistributionGaussian):正規分布ガウス分布
    2. Lognormal Distribution対数正規分布
    3. Exponential Distribution指数分布
    4. Power Distributionべき分布
    5. Inverse Gaussian Distribution逆ガウス分布

    各フィットタイプの詳細については、開発元のヘルプページをご参照ください。

    カスタムフィットの使用

    Grapherでは、任意の関数式を入力し、その関数によるフィット曲線をグラフに追加する「カスタムフィット」が利用可能です。
    カスタムフィット曲線をプロットに追加するには、

    1. プロットを選択した状態で、Home:Add to Graph:Fit Curve:Define Custom Fitを選択します。

      新規でカスタム関数でのフィットを行う

    2. 開かれるDefined Fit Equationダイアログにて、関数とパラメータを入力してOKをクリックします。

      関数式とパラメータの入力

    3. オブジェクトマネージャObject Manager)のPlotタブにあるFit equation欄にて関数を編集できます。パラメータについては、Parameters欄で編集します。

      関数とパラメータの編集

    4. ここで使用できる数学関数については、開発元Webページをご覧ください。
    5.   
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