LIMDEP & NLOGIT

LIMDEP9の概要

LIMDEP v9はクロスセクション、時系列、パネルデータを利用した線形、非線形モデルの推定と分析を行うための統合型プログラムです。計量分析の分野で常に先頭を走り続けてきたLIMDEPはv9においてパネルデータ分析、フロンティアおよび効率推定、そして質的選択モデルの作成において、最先端の分析手法を提供しています。特にパネルデータの分析においては充実した分析技術と手法を用意しています。長年、質的選択モデルの推定と分析の「スタンダート」を示してきたLIMDEPは、v9において推定機能の豊富さにより、より強力な計量分析ソフトウェアに生まれ変わりました。

線形回帰モデル、確率フロンティア、質的選択モデル(バイナリ、センサード、切断、サバイバル、カウント、離散/連続変数、サンプルセレクションモデル)など合計100以上の推定量を用意しています。一推定式や連立推定式において、これほど多くの線形、非線形モデルをサポートしているプログラムは他に考えられません。LIMDEPはその豊富な分析機能により、世界各地の大学、研究機関、企業で利用されています。

計量分析の統合環境としてのLIMDEP

ウィンドウ環境を利用してデータセットをインタラクティブに分析します。スクリプトを組んで一連の処理を連続的に行う方法と、個別にメニューコマンドで操作する2通りの方法があります。LIMDEPはモデル推定、モデルの編集、シミュレーション、仮説検定、データ分析、独自の分析手法や推定量の作成が簡単に行えるように設計されています。

LIMDEPは計量経済学用の分析機能を豊富に備えています。充実した推定機能と特徴的な機能を簡単にご紹介しましょう。

  • データ管理:Excelなど代表的なアプリケーションのファイル形式に対応し、データ変換と標本選択の機能を備えています。
  • プログラム言語:内蔵の推定機能に加えてプログラム言語、行列計算機能、科学計算をサポートしています。これにより、オリジナルの推定量、検定統計量、シミュレーション、分析プログラムを作成できます。
  • ブートストラップ、Gibbsサンプリング、モンテカルロシミュレーションのための乱数発生、ベクトルと行列演算機能を備えています。
  • データの特徴を様々なグラフ形式や統計量で表現します。
  • ユーザ定義の尤度、GMM、最大擬似尤度推定量を作成するためのツールを用意しています。
  • グラフ作成、数値分析、モデルの診断、仮説検定。
  • プログラムのリファレンス、計量経済学の学術的な知識、例題などを網羅した2,500ページからなるマニュアル。
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