複数データの線形フィット

Origin/Proでは、ワークシートやグラフ上の複数データセットに対して簡単に線形のフィッティングを実行できます。この動画では、グラフ上の複数データプロットを別々にフィットしたり、複数データを1つのデータセットとして結合してフィットを実行する「連結フィット」の操作をご案内しています。
※字幕付き動画(音声なし)

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操作方法

同じグラフレイヤ内の複数データプロットに対して線形フィット

  1. サンプルプロジェクトのBook1のB~D列を選択して「作図:基本の2Dグラフ:散布図」を選択してグラフを作成します。
  2. あとで同じグラフを使うので、「ウィンドウの複製」ボタン(またはウィンドウメニューの「複製作成」)をクリックして複製しておきます。
  3. 最初に作成したグラフ(Graph1)をアクティブにして、「解析:フィット:線形フィット」を選択してダイアログを開います。
  4. ダイアログで「入力データ」として1つのデータセットのみ選択されていることがわかります。
  5. 「入力データ」の項目の右側にある矢印のボタンをクリックすると、データセットを追加選択できます。ここでは、同じレイヤにあるデータに対して実行するので「現在のレイヤの全てのプロットを追加する」を選択します。
  6. グラフレイヤ内の3つのデータプロットが入力データとして設定されます。
  7. 「複数データフィットモード」が有効になります。それぞれのデータセットで個別にフィットを実行する場合「独立フィット」のオプションを使用します。ここでは「独立フィット:統合レポート」にして結果をまとめて表示する設定にします。
  8. 「OK」をクリックして実行します。確認メッセージが表示されたら、「はい」が選択された状態のまま「OK」をクリックします。
  9. レポートシートに3つのデータセットそれぞれの線形フィットの結果が出力されます。グラフには、フィット曲線とフィット結果の表が追加されます。
  10. 同じページ内の複数データプロットに対して線形フィット

  11. Book1のB~D列を選択して「作図:複数区分/軸:積み上げ」を選択し、3つのデータセットをそれぞれ違うグラフレイヤにプロットしていきます。
  12. ダイアログ左下の「自動プレビュー」にチェックを付けると、作図後にどんなグラフになるか確認しながら設定できます。
  13. 「プロットタイプ」を「散布図」に変更してOKをクリックして作図します。
  14. 作図した積み上げグラフをアクティブにして「解析:フィット:線形フィット」を選択してダイアログを開きます。
  15. 「入力データ」の項目の右側にある矢印のボタンをして、「現在のページの全てのプロットを追加する」を選択します。
  16. 3つのデータセットが入力データとしてセットされたので、「OK」ボタンをクリックして実行します。
  17. グラフページ上にあるデータプロット全てに対して線形フィットが実行され、結果が出力されます。
  18. 複数データを1つのデータセットとして結合して線形フィット(連結フィット)

  19. 操作2で複製したグラフ(Graph2)をアクティブにして「解析:フィット:線形フィット」を選択してダイアログを開きます。
  20. 「入力データ」の項目の右側にある矢印のボタンをクリックして「現在のレイヤの全てのプロットを追加する」を選択します。
  21. 「複数データフィットモード」で「連結フィット」を選択して3つのデータセットを1つの入力データとして扱う設定にします。
  22. 「OK」ボタンをクリックして実行します。
  23. データを連結してフィットを実行したので、フィット結果が1つ出力されます。

参考ページ

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