代表取締役 社長 能城 博
久しぶりに行動制限のないお正月を迎え、コロナ禍から徐々に平常の生活になりつつあります。マスク生活はしばらく続くと思いますが、今年こそは感染症の心配をすることなく、安心して過ごせるようになることを願っております。
また、昨年の急激な円安への移行、米国の物価高による仕入価格の高騰によって、当社も心苦しくも商品の販売価格を改定せざるを得ませんでした。お客様には当社のさまざまサービスで還元できるよう考えております。
当社ではお客様との会話を大切にしたいと考えており、昨年は多くの展示会に参加し、多くのお客様とお話しさせていただきました。本年も展示会等でお客様からさまざまなご意見をいただくことを楽しみにしております。商品の機能に関することは開発元にフィードバックし、当社のサービスについてもご要望の実現のために、知恵を絞って参りたいと思います。
今年の当社の目標は「Relationship」です。コロナ禍でお客様訪問には制限がありましたが、行動制限が解除され、お客様との関係、開発元との関係を以前のように持ちたいと考えてます。卯年は飛躍の年と言います。お客様との関係をより一層強いものにし、お客様が当社をご利用いただくことで、お客様の生産性が上がることが社員一同の喜びであり、当社の理念でもあります。
2023年1月
私たちは、以下の「5つの力」の向上に努めます。
「明るく、元気な挨拶をする」ことと「身だしなみ、言葉遣い、所作に気を配る」ことを意識します。挨拶はコミュニケーションの基本であり、人と人が接するときには、まず挨拶が交わされ、身だしなみや所作はビジネスマナーとして身につけたいものです。これらのことは自分の努力で実行できるものだと思います。
そして、同僚の仕事にも関心を持つことで、知恵を出すとか経験を共有する、アイデアを出すなどで、一人の社員がお客様に応対するということではなくチームでお客様の役に立つということにつなげていきます。そして、お客様の話をじっくり聞きます。
私たちは常にお客様の意見に耳を傾け、気持ちを尊重し、理解しようと努力しています。展示会への出展を増やし、お客様と接する機会を多くし、お客様のことを聞きたいと思います。
私たちはお客様の課題を共有し一緒に解決したいと考えています。そのために何が必要なのか、私たちができることは何かをお客様の視点で考え、知恵を絞って解決のためのサービスを提供することが理想です。
私たちは、私たちのこと、私たちの商品のこと、私たちのサービスのことを、お客様にお尋ねし、お客様がどのように感じているのか、お客様の利益を考えて行動します。お客様の利益というのは、金銭的な利益ということだけでなく、当社のユーザであるという利益、当社のサービスを利用して良かったと感じていただけるような利益でもあります。
専門的なテクニカルサポートを提供し、経験豊富なスタッフによるセミナーやトレーニングを提供します。長い期間使用していてソフトウェアに精通しているユーザの方や専門家によるワークショップを開催するなど、当社のユーザ様向けの企画があります。
商品やサービスについてお客様と話すときに耳を傾け、どのような点が良く、どのような点に不満を持っているのかをよく聞き、どのように改善できるのかということを考えていきます。今後も多くの新しい商品や新しいサービスを提供していくことになります。
そして、お客様から信頼されるパートナーになりたいと願っております。
私たちが理想とするサービスを提供するために、私たちは自分たちの知識を増やし、スキルを高めようと努力します。会社も社員教育プログラムを用意しています。データ分析や統計、コンピュータなどの業務に直接関係ある専門分野のスキルを身につけることは当然ですが、それ以外にも業務と無関係の資格取得や検定試験も奨励しています。どのようなものでも構いません。
また、試験ではなく、測定できない、計測できないスキルを身に着けるということも重要だと考えています。一般には「○○力」「○○能力」のような表現で言われているものです。質問力とか段取り力のようなものです。こういうものは試験での合否ということでは計測できません。
資格取得や検定試験合格というのは即効性のある評価になりますが、「○○力」といったスキルは徐々に時間をかけて評価され、信頼につながるものだと思います。社員一人一人が自分の得意分野を作って、強みを身に付けてほしいと考えています。
節目節目で自分自身を振り返り、自分が少しずつ成長/変化していることを確認し、小さな積み重ねが長い期間を経て、大きく成長していると実感できるものです。
私たちは取引先に対しては商品、納期、数量が間違いなく納めます。これは当然のことですが、仮に想定外のことが発生しても、それを乗り越えて約束を守るということは難しいことだと思います。そのための努力をします。
私たちが提供しているパッケージソフトウェアの開発元は海外にあります。開発元にとって私たちが良きパートナーであれば日本のユーザの意見・要望を製品に反映させることができます。そのため多くの日本のお客様にソフトウェアを使っていただき、当社に機能に関する要望を伝えていただきたいと思います。
更に当社では、開発元の著作物を尊重し、それを守っています。書籍、カタログ、マニュアル、サンプルデータやそれを使った図などは正式な手順・手続きを行った上で、翻訳し日本のユーザに向けて提供しています。
当社は、創業以来、ソフトウェアの日本語化、ガイドブックの作成などをやってきました。最近では、日本語化を必須とは考えていませんが、それでもお客様にとって使いやすい商品にするために、私たちに何ができるのかを考えて、必要に応じて、ソフトウェアの日本語化、ガイドブックの作成を継続的にやらなければなりません。
社員のスキルが向上することで、社員の一人一人の力が会社の新しい力となり、お客様に役立つサービスの提供に結びつき、結果としてライトストーンがお客様にとって価値ある企業となるものと確信しております。
設立 1995年3月
代表取締役 社長 能城 博 (HIROSHI NOJO)
東京理科大学 理工学部 機械工学科卒