Match! 4の新機能

Match! 4では、サーチマッチのアルゴリズムが強化されるなど、さまざまな機能向上が行われています。

最新版Match! で強化された機能

  • プロファイルフィッティングを用いたサーチマッチによる解析結果の向上

    Match! 4でのおもな改善点は、「プロファイル・フィッティング サーチマッチ」(PFSM) です。これは、結晶相同定で実績のあるピークベースのサーチマッチ機能に代わる強力かつ革新的な機能です。 新しいサーチマッチの機能は、参照データベースの各候補エントリから計算されたプロファイルを実測のプロファイルに適合させます。

  • Match! 4の新機能:プロファイルフィッティング・サーチマッチ(PFSM)
    プロファイルフィッティング・サーチマッチの実行中の画面

    そのほかの新機能

    • RIR法による簡易定量の改良

      データベースにI/Ic値がない場合の処理が改善されました。ICDD PDF-2 データベースを使用する場合: match list内の欠落しているI/Ic値は、インポートされた結晶構造データ(CIF)から計算するか、手動で入力できるようになりました。

    • 新しい「Quantitative analysis」オプション

      定量分析後に、円グラフに分析手法を表示するオプションが追加されました。

    • 新しいメニューコマンド「Entries / Automatic entry selection」

      採用する相を自動的に選択します。

    • 新しいメニューコマンド「Edit / Copy candidate list」

      候補リストの現在の内容を、クリップボードにコピーします。コピーしたデータをExcelなどの外部プログラムに貼りつけられます。

    • Apple Silicon専用のmac OS版

      macOS版として、ARM (Apple Silicon)プロセッサとIntelプロセッサ用に個別のプログラムを用意しました。これにより、Apple Siliconでの計算速度が大幅に向上すると同時に、メモリのオーバーヘッドが削減されます。

     

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