RATS 10新機能

最新のバージョン10では、バージョン9以降の変更を組み込み、よくある質問に答えるためにドキュメントに情報を追加して改訂しました。
新しいバージョンでは、マニュアルの中や、プロシージャの詳細な説明のヘルプのWebサイト(英語)で、クリック可能なリンクが大幅に増えています。
バージョン10の主な機能拡張は以下の通りです。

RATS 10の主な新機能

  • CALENDARが祝日などによる不規則な日次データに対応しました。祝日による日付のスキップが存在しても、データの入出力において正確な日付情報を確保します。DATAインストラクションのユリウスオプションにより日次データから情報を取り出すことができます。その他にも異なる形にコーディングされたデータ(年、月、日などが異なるフィールドにある場合など)を変換する新機能も追加しました。
  • Data Wizardでは、変数名がRATSに対応していないフォーマット(つまり、変数名が空欄のとき)や、変数名が長すぎるデータ、さらにエンコードされている場合に、変数名を変更できるようになりました。また、ボックス・ジェンキンス法(ARIMA)、ARCH/GARCH(1変量)ウィザードはタブ操作に変更されました。
  • GARCHの多変量モデル(1変量の場合も含む)において、DISTRIBに一般誤差分布を指定できるようになりました。また、DCCモデルの再帰計算を行うDCCオプションとQBARオプションが追加されました。
  • 線形モデルの場合のみ機能していたERRORS、IMPULSE、HISTORYが、\ linearフォーム内を利用した場合のFRMLに対応しました。
  • HISTORYにBASEとEFFECTSオプションが追加されました。これらでは、簡単にヒストリカル分解を行うことができます。

 

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