JADEについてよくあるお問い合わせ

JADEについてよくあるお問い合わせの情報です。このページにない情報については、お問い合わせフォームからご連絡ください。

購入について

JADE PRO/Standard

Q: JADE PRO/Standardを導入後、ライセンスを追加することはできますか?
ライセンスの追加は可能です。JADE PRO/Standardともに2ライセンス目からは1ライセンス目よりかなり大きな割引となります。JADE PROについては、ライセンス期限が切れていると追加はできません。金額については、営業担当までお問い合わせください。

Q: ハードウェアキーが故障した場合、Jadeを新規で購入し直す必要がありますか?
開発元のMDIでハードウェアキーの故障が確認されれば、1回目については無償でハードウェアキーの交換が可能です。 ハードウェアキーを開発元とやり取りする往復の送料と手数料については、大変申し訳ございませんが、お客様負担となります。また、2回目以降の交換の場合は有償となります。

Q: 購入前に試すことができるJADEのデモ版や体験版はありますか?
貸し出し用の評価版があります。貸し出し条件などの詳細については、営業担当までお問い合わせください。また、展示会などにJADEを出展することがあり、展示会場などで実際にお試しいただくことができます。

JADEの仕様について

JADE PRO/Standard

Q: ICDDのWebPDF-4+に対応していますか?
WebPDF-4+に対応していますが、インターネット越しにデータにアクセスするため、ハードディスクにインストールするPDF-4+の方がスピードの点で優れています。WebPDF-4+のデータへのアクセスはアメリカへの通信となりますので、サーチマッチやデータベース検索の処理速度はネットワークの通信状況に大きく依存します。

Q: 解析結果の図に日本語の文字を書き込むことができますか?
英語版のソフトウェアですが、日本語の文字を書き込むことができます。文字化けの問題はありません。

Q: 無料で利用できるリファレンスパターンのデータベースは付属しますか?
Jadeには、MDI-500のデータベースが含まれております。データ収録数は、500件です。

Q: JADE StandardとJADE PROのライセンス認証の違いを教えてください。
JADE Standard、JADE PROのどちらもライセンス認証にUSBキー(USBドングル)を使いますが、仕様が異なります。
■JADE Standard:
JADE StandardはUSBキーが差し込まれているPCのみ、JADEを起動できます。
■JADE PRO:
JADE PROでは、USBキーを差し込んだPCをライセンスサーバに設定し、フローティングライセンスとして運用することもできます。フローティングライセンスとして運用する場合、USBキーを同じPCに差し込んだまま、ネットワーク内の別のPCでJADEを起動することも可能です。
※ファイアウォールやセキュリティソフトの例外設定などが必要になります。
※フローティングライセンスとして運用せず、JADE PROを使うときにそのPCにUSBキーを差し込み、ライセンス認証を行うこともできます。
※JADE Standard、JADE PRO共に、同時にJADEを起動できるPCの数はご購入いただいたライセンス数分となります。

Q: RIR法(参照強度比法)での定量分析では、ピーク面積とピーク高さのどちらの値を利用していますか?
プロファイルフィッティングの結果のピーク面積の値を利用してます。

インストール、起動について

JADE PRO/Standard

Q: JADEを起動したときに、「JADE」というロゴがある起動画面(スプラッシュ画面)が表示されたまま先に進みません。
スプラッシュ画面の裏にエラーメッセージが表示されており、エラーメッセージを閉じないと先に進まない状況です。ICDDのデータベース(PDF-2やPDF-4)のライセンス期限が切れたときに、「ICDD OEM Setup - Product not installed (error code 11)」などのメッセージが表示されると、このようなことが起こります。
スプラッシュウィンドウの上部をマウスでつかみ、動かすことができます。隠れているエラーメッセージを表示させ、「OK」ボタンなどをクリックして閉じてください。JADEを起動できます。

使い方について

JADE PRO/Standard

Q: 回折パターンを読み込んだときなどに自動的に表示されるピークの拡大が表示されなくなりました。表示されるように設定を変更できませんか?
JADEのウィンドウサイズが小さくなると、ピークの拡大表示が行われなくなります(表示するスペースがないため)。ウィンドウサイズを大きくしてください。

Q: ピーク検出の機能で、手動でピークを追加するにはどうしたらよいですか?
ウィンドウの下部エリアで、ピークリストのタブを選択している状態で、キーボードの[Ctrl]キーを押しながら回折パターンをクリックしてください。その位置にピークが追加されます。

Q: 回折パターンの図に枠を表示するにはどうしたらよいですか?
「Display」メニューから「Display X-Axis」→「Frame Pattern Plot」と選ぶと、枠を表示することができます。

Q: 回折パターンの図に横方向の参照線(グリッド線)を表示するにはどうしたらよいですか?
「Display」メニューから「Lines & Stripes」→「Horizontal Lines」と選ぶと表示されます。

Q: 回折パターンの図の色をマウス操作でなく数値を入力して指定することはできますか?
「Display」メニューから「Display Range」→「Exact Range」を選ぶと、「Display Range & Scan Parameters」ダイアログが開き、キーボードから数値を入力して表示範囲を変更できます。

Q: 回折パターンの図の横軸の表示範囲を固定できますか?
「Display」メニューから「Display Range」→「Keep X-Range」で横軸の表示範囲を固定できます。次に開くデータから、指定した範囲が適用されます。JADEを閉じるとこの設定はクリアされます。

Q: 回折パターンの図の色を変更するにはどうしたらよいですか?
「Display」メニューから「Display Colors」を選ぶと、背景や回折パターンの色、テキストの文字など、さまざまな表示要素の色を変えられます。

Q: 大きいピークにのみPhase番号をラベル表示したいです。そのようなことは可能ですか?
まず「Labeling Menu」アイコンをクリックし、「Phase #」を表示させるチェックを付けると、Phase番号をラベル表示できます。その状態でさらに「Dots etc」を選び、「I% Threshold」の上にマウスを合わせ、ホイールを回転させてください。ラベルを表示するピークのしきい値を変更できます。

Q: 測定した回折パターンを表示させるときに、折れ線ではなく実測の各ポイントを散布図で表示することはできますか?
可能です。初期設定では折れ線で表示されますが、メニュー操作で3種類の表示スタイルの中から変更できます。具体的には「Display」メニューの「Fill Style & Dots」で、表示の切り替えを行います。
Data Point Off Data Point On

Q: プロファイルフィッティングを行い、ピーク分離したピークのXYデータを取り出せますか?
プロファイルフィッティングを行ったあと、「保存と貼り付け」メニューから「プロファイルをコピー」や「プロファイルを保存」を選ぶと、ピーク分離した結果のX-Yデータを出力できます。(1)元データ、(2)バックグラウンド、(3)個別のピーク分離したデータ、(4)バックグラウンドと個別のピークデータの和、(5) (4)からバックグラウンドを引いたデータ を出力できます。コピーの場合、Excelのワークシートにデータを貼り付けることもできます。
パターンデータをコピー ピーク分離したXYデータをコピー

Q: 1つのサンプルを同じ条件で10回繰り返し測定したデータがあります。合成して1つの回折パターンにできますか?
合計を計算したい回折パターンのデータをすべてJADEに読み込み、表示させた状態で「スキャン」タブを開き、下図のように「▼」ボタンから「すべてのスキャンを合併」→「これらを総和」を実行してください。
すべての回折パターンデータを合算

Q: 2つの回折パターンの差分を求めることはできますか?
2つの回折パターンをJADEに読み込み、「スキャン」タブを選びます。JADEのウィンドウ右下にある「スキャンリストのツールバー」で「±」ボタンを右クリックすると、差分を計算できます。
2つの回折パターンの差を出力

Q: 回折パターン多重書きで、重ね書きできる上限はありますか?
特に制限はありませんが、数が多くなってくると、表示速度が問題になったり、回折パターンで画面が塗りつくされてしまうなど、表示が現実的でなくなることは起こるかもしれません。

Q: WPF/Rietveld精密化の機能では、WPF(全パターンフィッティング)とRietveld精密化をどのように使い分けていますか?
WPF/Rietveld精密化を行う場合、結晶相の構造情報があればRietveld法、構造情報がない場合はWPFで精密化が行われます。

Q: JADE ProでWPF/Rietveld精密化を行ったときに、格子定数と原子関連パラメータの誤差は、どこを見ればわかりますか?
下図のWPF/Rietveldダイアログの赤い印をつけた部分で、ESD(Estimated Standard Deviations:推定標準偏差)をご確認いただけます。
・格子定数
格子定数のESD

・原子関連パラメータ
原子関連パラメータのESD

Q: WPF/Rietveld精密化の機能を利用するときに、構造情報がある場合でもWPF法を使うことはできますか?
下図の画像のように、WPF/Rietveldダイアログの右上にある結晶相の項目の上で右クリックし、「その他」→「>>無構造相」を選んでください。構造情報が無効化され、WPFで精密化が行われるようになります。
無構造相に設定

Q: ユーザごとにJADEの設定を切り替えることはできますか?
Windowsのユーザアカウントを切り替えると設定情報も別になります。JADE上ではなくWindows側でユーザを切り替えるといちばん簡単です。特にJADE Proの場合、ネットワークライセンスの形態でご利用いただけます。別のPCでJADEを起動すれば、設定が別々になり便利です。
同じWindowsのユーザアカウントでJADEを使う場合は、プロジェクトを切り替える方法があります。下図のように「デフォルトのプロジェクト」から「プロジェクトを作成」を選ぶと、名前を付けてプロジェクトを新しく作ることができます。複数のプロジェクトを作成し、切り替えることで、設定を切り替えられます。さらに詳しい情報については、JADEのヘルプファイルの「Project Management」の項目をご覧ください。
プロジェクトの作成 プロジェクトの切り替え

 

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