JADEの概要

XRD解析で必要とされる定性、定量分析、指数付け、リートベルト解析などの機能を提供する業界標準のXRD解析ソフトウェアです。JADEの開発元・MDI社は、20年以上前からXRD解析のソフトウェアを提供しているメーカーで、さまざまなXRD解析装置と共にJADEは利用されています。

      

幅広いデータ形式に対応

JADEは、リガク、PANalytical (Philips)、Bruker (Siemens)、ARL Thermo (Scintag)、Shimazu など、ほとんどのハードウェアメーカーのRAWデータフォーマットに対応しています。また、数多くのリファレンスパターンと結晶構造データベースに対応しています。ICDDのPDF-2、PDF-4 Release 2011も利用できます。

JADE 2010 ~ JADEの最新の形態

JADE 2010は、より高機能になった新しい形態のJADEです。

JADE 2010は新しい充実したグラフィカルユーザーインターフェイスを備えています。JADE 2010は、JADE 9.xなどのクラシックJADEのプログラムを完全に書き換えたもので、JADE 9.xのようなモジュール方式を採用していません。クラシックJADEではプラグインの形で提供されていたQual、Quant、Rietveld、Clusterの機能がすべて統合されています。強力なXRD解析ツールを簡単に利用することができます。

ライセンス形態は1ユーザーのネットワークライセンスとして提供されます。JADE 2010にはUSBドングルが利用されており、ワークグループ内のどのPCからも、USBドングルをPCからPCへ差し替えることなく利用できます。また、同時起動数を追加したり、複数年契約を結ぶことも可能で、その場合には割引価格が適用されます。JADE 2010は、多くのリファレンスデータベースと同じように年次更新タイプのライセンス形態です。

JADE+ 9.8 / JADE 9.8 ~ 従来からの形態のJADE

利用できる機能の違いにより、上位版のJADE+と通常版のJADEがあります。JADE 9.8には、JADE(basic)とJADE+(plus)という2つの構成があります。JADEでは、パターン操作、オーバーレイ、ピーク検索、プロファイルフィットなどの機能を利用できます。一方、JADE+は、指数付け、格子の精密化、結晶構造データベースからのパターンシミュレーションなど、より高度な機能を提供します。

また、JADE 9.8は、モジュール方式で設計されていて、プラグインにより、さらに強力な機能を追加できます。

プラグイン

JADE 9.8は、モジュール方式で設計されていて、プラグインにより必要な機能を追加できます。おもなJADE 9.8のプラグインには以下の製品があります。

  • Qual (Search/Match) … 無機混合物の相同定を行うために必要なプラグインです。ICDDやICSD、ユーザデータベースなどのリファレンスデータベースも必要です。
  • Whole Pattern Fitting / Rietveld(WPF/Rietveld) … XRDパターンから、定量分析のためのリートベルト解析と格子定数の決定を行います。
  • Quant … WPF/Rietveldのフル機能は必要ないものの、定量的分析が必要な場合にお勧めです。RIR (参照強度比) を利用した定量分析を実行できます。
  • Ruby … 簡単ですばやく精密に、粉末回折パターンからAb-Initioでの構造決定を行います。

JADEの動作環境(システム条件)

JADEを動作させるための推奨環境は以下の通りです。

OS : Windows 10/8/7/Vista
CPU : 2GHz以上のプロセッサ
RAM : 2GB以上
ディスプレイ : 19型以上のLCDモニター

※  OSのシステム条件を満たす環境が必須