Excelデータの推定と予測

このページではExcelデータをEViewsで推定予測して、結果をExcelに返すまでの一連の操作の流れを紹介しています。


Excelインポート

    手入力

  1. データを手入力する場合は、メインメニューからFile/New/Workfileと操作します
  2. Workfile structure type がデフォルトのDated regular frequencyであることを確認します
    月次データを想定する場合、Frequency をMonthly に、Start date を1970m01、End date を2016m01 というようにデータの始点終点を入力します。四半期データの場合はq で区切ります。週次や日次データの場合は2007 年3 月15 日なら、3/15/2007 のように入力します
    データ
  3. ワークファイルウィンドウで右クリック/New object/Series、と操作し変数を格納するシリーズオブジェクトを作成します。
    Edit+/-ボタンをクリックし、編集モードにしてセルにデータを入力します。
    データ
  4. Excelインポート

  5. Excelファイルを読み込むには、File/Open/Foreign data as workfileを選択します。
  6. サンプルのExcelファイル「realGDP.xls(クリックしてダウンロード)」の内容は次のように、ヘッダ情報が含まれています。
    データ
  7. インポートダイアログのStep 2/4でスキップしたい行に対して、[Slip Row]を選択して、読み取り範囲を指定します。
    データ
  8. 時間変数を正しく読み取れない場合、Step 4/4で手動で、データ頻度と開始時点を指定します。
    データ

ヒストグラムとグラフ

    EViewsグラフギャラリーもご覧ください。

    グラフ

  1. シリーズオブジェクトrecreatをダブルクリックして開き、View ボタンをクリックし、メニューからGraph を選択します。
  2. グラフ形式をGraph OptionsダイアログのSpecific欄で指定します。デフォルトはLine&Symbolです
    データ
  3. グラフヘッダのドロップダウンで階差や対数など表示形式を変更できます
    データ
    フッタのスライダーバーでグラフの拡大が可能です
    データ
  4. グラフを他のファイルに張り付けるには、右クリック/Copy to clipboeardでコピーして張り付けます。
  5. ヒストグラム

  6. ヒストグラムは、View/Descriptive Statistics&Tests/Histogram and Stats と操作します。
  7. Freezeボタン

  8. グラフや表をEViewsワークファイル内で保存すると、データとまとめて管理することができます。保存するには、ツールバーでFreeze をクリックします。
    データ

推定と予測

    推定

  1. モデルを推進するには、Quick/Estimate Equation と操作し、Estimation ダイアログを表示し従属変数、独立変数の順番で並べます。ここでは、テキストボックスにスペース区切りで次のように入力します。「log(cons) c log(gdp)」
    ここで、log()はカッコ内の変数を対数変換するための関数です。
    データ
  2. サンプル期間を指定し、OKをクリックします。
    データ
    Residボタンで残差と予測値、実測値を確認できます。
    データ
  3. 推定結果を得たら、Name ボタンをクリックしてEquation オブジェクトにeq01 という名前を付けます。
  4. 標本外予測

  5. モデル推定の後は、Forecastボタンで予測ができます。Series to forecast欄では、log()関数で対数変換したモデルについて、源系列で予測するかを指定できます。
    Series names欄では、予測値の名前と、オプションで標準誤差の名前を指定します。
    Forecast sample欄で、予測期間を指定します。標本外予測を行う場合、推定標本以降の期間を指定します。
    OutputドロップダウンでForecast&Actualsを選択すると、予測値と実測値をグラフで確認できます。
    ここでは、Forecast nameの項目にはconsf、標準誤差にはconsfseと入力します。
    データ
    データ
    2008年の第4四半期までは、実測値が、予測値±2SEの範囲に収まっていることがわかります。

アウトプット

  1. 予測値とその標準誤差はCONSFとCONSFSEという名前でワークファイルに格納されています。これをExcelファイルに出力するには、ツールバーのSaveボタンで一旦ワークファイルを上書き保存します。
  2. EViewsを終了し、Excelを開きます。リボンで、アドイン/Get Dataと操作し、保存したワークファイルを選択します。
    こちらをご覧ください。
    データ
  3. Get EViews DataダイアログボックスでExcelに取り込むデータを選びます。
    上側のボックスで取り込むデータ、ここでは実測値、予測値、予測誤差の3つをクリックして選びます。複数選択する場合は、Ctrlキーを押しながらクリックします。
    データ
  4. Addボタンをクリックすると、選択した変数名が下側ボックスに表示されます。取り込む期間を指定する場合は、Sampleボックスで設定できます。
    ImportまたはImport&Linkボタンをクリックします。
    データ
  5. 最後にデータを配置するセル位置を指定して、データをExcelに書き出します。
    データ
    データ
page_top_icon