Sample Scripts from GB Books
        GB002:  2次元静電場
ここで紹介するスクリプトはGunnar Backstrom氏の承諾のもと、書籍 “Simple Fields of Physics by Finite Element Analysis” に記されている多数のFlexPDE適用事例 の中からその一部を紹介するものです。
PDF版 (638KB)
ここでは2次元静電場を表すラプラス方程式を種々の境界条件の下で解き、電場の様子を調べてみることにします。今、静電ポテンシャルを U、電場ベクトルを E とすると、真空中の定常状態では  | 
        
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          (1) | 
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          (2)  | 
        
という数式が成り立ちます。(2)は電荷が存在しない状態での電場を規定するマックスウェルの方程式です。この2式より U に関するラプラス方程式  | 
        
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          (3) | 
が導かれます。U(x, y)を求めることができれば(1)を使って E(x, y) を算出することができます。  | 
        
1. 金属箱中の金属棒
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1.1 Problem descriptor [ estatic01a.pde ]
まずタイトルを設定します。  | 
        
1.2 実行結果
 (1) Grid(x, y)  | 
        
 (2) Contour(U)  | 
        
 (3) Surface(U)  | 
        
 (4)  Elevation(U) on 'box'  | 
        
 (5)  Elevation(U) on 'rod'  | 
        
 (6)  Contour(Em)  | 
        
 (7)  Elevation(Em) on 'box'  | 
        
 (8)  Vector(E) norm  | 
        




ここでは断面が正方形の金属箱の中心部に断面が円形の金属棒がつるされている状態を考えます。金属箱も金属棒もz軸方向には十分な長さを持つものとします。また金属棒はその両端を絶縁性のワイアで固定されているものとします。右の図はその金属箱と金属棒の中央付近での断面図で、正方形の1辺の長さは2、円の半径は0.3とします。








