粒子・細胞・結晶の高度検出・測定に最適!

画像解析ソフトウェアMIPAR

バージョン4.5リリース 学習不要の自動AI検出オプション「Spotlight」新登場!

ユーザ事例1

東京薬科大学 薬学部 薬物送達学教室 様

観察に掛かる時間が従来の10分の1以下になりました!

東京薬科大学 薬学部根岸教授と薬物送達学教室の皆様
ご提供いただいたサンプル画像

プラスミドDNA、アンチセンスDNA、miRNA、mRNAなどの遺伝子・核酸医薬を「必要な量」、「必要な時間」、「必要とする部位」に送達させ得る究極のDrug Delivery System(DDS,薬物送達システム)の具現にむけて、リポソームをはじめとし、広くその素材やデリバリー技術の開発にも目を向けた研究をおこなっています。特にガン、血管病変、筋ジストロフィー疾患などの難治性疾患治療のためのDDS開発を進めており、現在ではゲノム編集ツールのDDS開発も展開中です。これまでのご研究内容や今回導入頂いた画像解析ソフトウェアMIPARへ期待する点を詳しく伺わせて頂きました。

限られた時間を有効に使いたい

筋ジストロフィー治療に向けた薬剤送達状況を解析研究するため、これまで蛍光顕微鏡による染色観察を行ってきました。しかし、付属のソフトウェアを理解し、操作法を習得するのに、残念ながら大変な時間が必要となっていました。特定の学生を担当者に任命しても、ようやく操作の要領を得た頃にはその学生は卒業を迎えてしまうというような状況でした。

ソフトウェアの操作を覚えるのが研究目的ではありませんので、限られた時間で誰でも簡単に操作できるハンドリング性の良い画像処理ソフトウェアがあれば良いな、といくつか試していましたがなかなか見つかりませんでした。

実際に操作状況をデモなどで見ないと分かりづらいのですが、MIPARは画面の切り替えがほとんどなく、1画面で見たままの感覚で操作が出来、結果も分かりやすく表示されるよう工夫されていますので導入しました。

何よりも、検出設定レシピを開発元で作成してくれたり、アドバイスを得られることがとても良かったです。

MIPARで蛍光輝度を細胞ごとに抽出した例

精密かつ正確なMIPARの検出機能で研究の効率化

適切な部位へ送薬することによって有効に治療出来ることが期待できます。この観察は通常、1画像当たり必要な情報を抽出するのに4、5日は必要となります。

そこで、MIPARのChannel Operationという機能で細胞の画像から緑色蛍光部分を抽出して細胞個々の形状を自動で抽出し、細胞範囲内にある赤色蛍光の平均輝度をそれぞれ出力しました。

すると、下記の画像のように輝度の高い部分や特徴点のある細胞を判別して簡単に抽出できました。

MIPARによる検出結果は、人間が観察したものと遜色がないほど精密かつ正確なものでした。その上、人間が行うより10倍近いスピード感ですべての観察結果を出すことができるようになりました。

検出
緑色蛍光部分を抽出
細胞範囲内にある赤色蛍光の平均輝度をそれぞれ出力
検出結果

1つ1つの検出設定に対する丁寧なサポート

導入の決め手は、技術サポートのレスポンスの速さだと思います。

今回も導入前なのに、検出設定のサンプルレシピを作成してくれたり、レシピの説明書や操作手順書を作成してくれたりと、想定以上の技術支援を提供してくれました。今後も同等のレスポンスを期待しています。

ライトストーン担当者より

本日はお忙しい中にもかかわらずお話をお聞かせいただき有難うございました。ソフトウェア販売だけでなく技術サポートなど、技術者・研究者の皆様の生産性を向上させるソリューションをご提供できるよう今後も努力していきます。

page_top_icon