EViews10+はEViews10への無償アップデートです。以下のような多くの新機能を搭載します。

すべてのEViews10ユーザが以下の新機能を利用可能です。EViewsをアップデートするには、Help > EViews Updateと操作するか、開発元ダウンロードサイトよりパッチファイルをダウンロードし、実行してください。

複数インディケータシリーズによる、Chow-Lin, Denton and Litterman周期変換

Chow-Lin, Denton and Litterman周期変換手法において、複数インディケータシリーズが利用できるようになりました。これにより高頻度データを内挿する場合の柔軟性と正確さが向上します。

Chow-Lin内挿法の目的は、回帰分析を使って高頻度のシリーズを低頻度のシリーズに結合することです。結果は双方に関係する高頻度シリーズになります。以前より一つの高頻度シリーズと一つの低頻度シリーズより一つのシリーズを作成することはできましたが、今回のアップデートで複数のシリーズを一つの低頻度シリーズに関連させることが可能になりました。この機能は、内挿に複数のインプットを使いたいユーザにとって便利です。例えば、複数のシリーズの組み合わせた場合により良く一つのシリーズを予測できると考えている場合です。

本機能を含む、EViews10で追加されたデータ操作に関する機能については、新しいデータ操作機能をご確認ください。

モデルの依存関係グラフ

EViews10では、モデルオブジェクト内の各変数の関係性をグラフィカルに見ることが可能になりました。色の違いによってモデル内の動学的関係が表されます。さらに分かりやすくするために、ズームや変数のハイライトも利用可能です。

Model Dependency Graph

世界中の多くの中央銀行や大企業で、EViewsを使用してマクロ経済モデルが構築されています。EViewsモデルオブジェクトは、EViewsによるモデリングの中心となります。これまでもEViewsはモデルを作成、編集、そして解くための強力なインターフェイスを提供してきましたが、モデルの作成者が仕事の内容を同僚やクライアントに説明することは難しかったかもしれません。 新しい依存関係グラフは、モデルの関係がどのように構造化されているかを簡単に視覚化し、モデル構造のデモンストレーションを可能にします。

Model Dependency Graph

開発元はこれからのアップデートで、依存関係グラフ機能を改善・拡張していく予定です。もし(本機能以外でも)サジェスチョンやリクエストがあれば、開発元か弊社(ライトストーン)までお知らせください。

本機能を含む、検定と診断に関するEViews10の新機能については、新しい検定と診断ページをご確認ください。

アメリカ合衆国労働省労働統計局データ(Bureau of Labor Statistics, BLSデータ)へのアクセス

アメリカ合衆国労働省労働統計局提供のAPIと接続し、BLSデータをEViewsに直接フェッチすることが可能になりました。

BLS data

米国BLSは重要な統計機関であり、価格(CPI)、雇用と失業、米国全体及び地域ごとの給与データなどの重要なマクロ経済統計を含む、労働経済学に関するデータの収集と生成を行っています。

BLSデータは、FREDデータベースなどのEViewsがサポートしている他のデータソースでも利用可能です。しかしながら、BLSを直接のデータソースとして加えることで、より素早いデータ取得が可能になりました。

本機能を含む、EViews10で追加されたデータ操作に関する機能については、新しいデータ操作機能をご確認ください。

X-13のForceオプション

アメリカ合衆国国勢調査局が提供しているX-13季節調整パッケージをEViewsで利用する際、X-13のForceオプションをダイアログ内から指定できるようになりました。このオプションを利用すると、年次合計値が調整前の水準に等しくなるように季節調整を行うことが可能です。

旧バージョンでもForceオプションの利用は不可能ではありませんでしたが、インタフェース上にオプションが追加されたことにより、利用がより簡単になりました。

X13

多くの経済的時系列は季節性を持ちます。たとえば、消費または支出は、特定の時期に増減します。ほとんどの公式統計は、季節性を除いたデータの本質的なトレンドを分析できるように、これらのサイクルを除外することで季節調整されています。

X-13は、米国および他の多くの国で月次および四半期の時系列データを季節調整する上でのデファクトスタンダードな方法となっており、調整済データが原系列と並ぶことを保証する方法として、多くの機関がX-13内でForceオプションを使用しています。 ForceオプションをEViews X-13インターフェイスに含めることで、よく使われる本機能に簡単にアクセスできるようになりました。

本機能やその他の季節調整機能を含む、EViews10で追加された処理機能については、各種処理機能をご確認ください。

プログラムファイルへのスナップショット機能の対応

EViews 10は一般的なワークファイルスナップショットシステムを導入し、ワークファイルの手動バックアップと自動バックアップ、アーカイブと管理を可能にしました。 EViews 10+は、このシステムをEViewsプログラムファイルに拡張します。 EViewsプログラムのスナップショットを手動で作成することも、指定した時間間隔で自動的にEViewsでバックアップを作成することもできます。 スナップショットが作成されると、現在のバージョンのプログラムとそのスナップショットを比較し、両者の違いをすばやく確認し、必要に応じて前の状態に戻すことができます。

Program Snapshot

本機能を含む、EViews10でのインタフェース面の改善については、インタフェースの更新をご確認ください。

新しいHelpコマンド

新しいHelpコマンドにより、特定のコマンドに関する解説文へより素早くアクセスすることが可能になりました。

本機能を含む、EViews10でのインタフェース面の改善については、インタフェースの更新をご確認ください。