EViews 14 は、標準的な逐次推定(sequential local projection)と同時推定(joint local projection)の両方を使用したLocal Projectionによるインパルス応答の推定をサポートしています。このページでVARモデルにおけるIRFの局所射影法を紹介しています。
局所射影法によるIRFの計算は、インパルス応答解析ダイアログで、Horizon lengthはそのまま、Estimation methodを「Joint local projection」を選択します。
さらに90%信頼区間を作図するために、Method for SEs and CIsをデフォルトの「Analytic (asymptotic)」に設定し、Confidence interval levels:に「0.9」と入力しOKをクリックします。
EViewsの局所射影法では、逐次推定法と同時推定法からIRFの計算手法を選択することができます。Sequential local projectionでは、$Σ_ξ$行列のNewey-West、Andrews、HAC推定が可能です。
Joint local projectionでは信頼区間の計算方法をMarginal, Scheffe, Conditionalから選択できます。
どちらの局所射影法においても、Ahmed and Cassou (2016) のレジームスイッチング設定と同様に、Categorical variablesボックスにオプションのカテゴリ変数(スペース区切りのリスト)のセットを指定することにより、非線形局所射影を実行できます。指定されたすべての変数は、系列の一意の値を網羅するダミー変数のセットを生成するために使用され、各値に対するインパルス応答パスを生成するために使用されます。