マップ上に円グラフを描く

座標位置上に円グラフを配置したマップ「円グラフマップ」をSurferで作成する方法をご紹介します。

電力発電量(2021年)

icon各国の電力発電量の内訳を示しています。

※本ページで掲載しているマップは、総務省統計局の「世界の統計2025」(https://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/2025al.pdf)を基に作成しています。

円グラフマップの作成

詳細な地域データがあるのに、それを一枚の見やすいマップに表示する方法がわからない…
そんなときには、SurferのBase Symbologyツールを使えば、数値属性からマップ上で見やすい円グラフマップを作成できます。人口動態化学物質の濃度地質水質汚染物質など)、アンケートの回答などの割合を、色付きのスライスを使って表すことができます。円グラフのサイズ、色、ラベル、レイアウトは必要に応じて任意にカスタマイズできます。
この円グラフマップは、データをより直感的で視覚的にわかりやすくする、迅速かつ効果的な方法です。

  1. データがベクターデータ(SHPやDXFなど)の場合は、Home:New Map:Base:Base をクリックします。

    データがテキストファイル(XLSX、CSV、DATなど)の場合は、Home:New Map:Base:Base from Data をクリックします。

    Baseマップ

  2. ImportまたはOpen Dataダイアログで、属性を含むファイルを選択し、開くをクリックします。
  3. Contentsウィンドウで、「Base(vector)」レイヤをクリックして選択します。

    コンテンツウィンドウ

  4. Propertiesウィンドウで、Generalタブを開き、Edit Symbologyボタンをクリックします。

    Propertiesウィンドウ

  5. 開かれたSymbologyダイアログで「Pie Chart」を選択します。

    円グラフを選択

  6. 右側のAttributes欄では、円グラフで表示したい属性の横にある緑色のプラス記号をクリックします。少なくとも2つの属性を選択する必要があります。

    円グラフで表示したい内容を指定

  7. 右側のSlices欄には、選択した属性が追加されます。これの属性が円グラフのスライスとして作図されることになります。属性の横にあるColorセルをクリックすると、その属性のスライスに色を設定できます。円グラフの境界線のプロパティもここで選択できます。選択した属性の横にある赤色の×記号をクリックすると、円マップからそのデータが削除されます。

    円グラフのスライスの編集

  8. 左側のProperties欄で次の操作を行います。
    Generalセクションで、円グラフの開始角度とオフセット位置を編集します。
    Pie Sizeセクションで、円グラフのサイズの固定または比例を選択します。Proportionalを選ぶと、各円グラフのシンボルのサイズがデータに対して相対的に調整されます。
    Pie Labelsセクションでは、ラベルの形式を設定します。
    Leader Lineセクションでは、引き出し線の書式プロパティを設定します。

    円グラフの仕様を編集

  9. OKまたは適用をクリックして円グラフを描画します。

    円グラフマップを描画

  10. 適宜調整すれば完成です。
    例:
    ・ラベル(PropertiesウィンドウのLabelsタブ で追加・編集)
    ・凡例(Map Tools:Add to Map:Legend で追加)
    ・マップ範囲(ContentsウィンドウでMapを選択し、 PropertiesウィンドウのLimitsタブで編集)

    編集後の円グラフマップ

  11. ※このページのトップにある画像のように、マップサーバから地図をインポートするには、作成したMapが選択された状態で、Home:Add to Map:Layer:Base from Server から行います。

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