EViews11 製品概要
EViewsは親しみやすいユーザインタフェースに定評のある計量経済分析ソフトです。メニューをマウスで選択していくだけで、高度な分析機能を利用することが可能です。
是非一度、体験版でEViewsをお試しください。日本でも根強いユーザが多い理由を実感できるはずです。
注目の機能
パネルデータ分析
様々なパネルデータ分析機能を、グラフィカル&インタラクティブに利用できます。例えば固定効果モデル/ランダム効果モデルの推定を行いたい場合、利用したい変数を入力し、個体効果と時点効果の種類を指定するだけです。
推定された個体効果や時点効果の確認も容易です。
ハウスマン検定に代表される各種検定機能も、メニューを選択していくだけで間単に実行できます。
ベクトル自己回帰(VAR)モデル
自己回帰(AR)モデルを多変量に拡張したベクトル自己回帰(VAR)モデルは、時系列分析において大変人気のあるツールです。EViewsでは基本的に利用したい変数を入力していくだけで、VARモデルの推定を行えます。
VAR分析につきもののインパルス応答、分散分解、ヒストリカル分解(要因分解、Historical decomposition)もメニューから簡単に行えます。
この他にもEViewsでは、VAR分析の前段階として必要な単位根検定・共和分検定・グレンジャー因果性の検定・利用するラグ次数の決定などの機能を備えます。さらにEViewsは、標準的なVARモデルだけでなく、ベクトル誤差修正(VEC)モデル、構造VAR(SVAR)モデル、ベイジアンVAR(BVAR)モデルなど、より高度なVARモデルの推定をメニュー操作で実行可能です。
マクロ計量モデル
EViewsを使うと、マクロ計量モデルを解き、予測や政策シミュレーションを行うことが可能です。複雑なコマンド入力は必要ありません。個別の式を推定し、専用のウィンドウにドラッグ&ドロップすることで、マクロ計量モデルを作成・保存することができます。
以下のようなシナリオ別政策シミュレーションを簡単に行うことができます。
景気予測と経済予測
EViewsでは簡単なメニュー操作で、ホドリック・プレスコット(Hodrick Prescott, HP)フィルターを利用できます。たとえばGDPに対して使えば、GDPをトレンド要因と景気循環要因に分解し、過去の変動パターンをグラフ表示できます。また、回帰分析のテクニックを利用して、過去の実績値にどのような要因が寄与しているのかを分析し、推定値に基づいた将来予測を行うこともできます。
シンプルなARIMAモデルに基づく予測だけでなく、多変量に拡張したVAR/VECモデルによる予測、マクロ計量モデルによる予測なども利用可能です。全6回のシリーズで詳しく紹介しております。詳細は以下をご確認ください。
https://www.lightstone.co.jp/eviews/forecasting1.html
季節調整
EViewsにはメニューから利用できる季節調整機能を搭載されております。Census-X12, Census-X13、TRAMO/SEATS, STL Decomposition, MoveReg, Moving Averageからデータに応じてご利用いただけます。
簡単なマウス操作で以下のような季節調整結果を得ることができます。
その他の機能
ここで紹介していない機能もEViewsには多数搭載されています。その他の機能に関しては、機能一覧ページをご確認ください。