リスク比とリスク差の算出
要約されたデータが与えられ、信頼区間を使用してリスク比とリスク差を推定するように求められることがあります。
 たとえば、曝露の症例 12 件と非症例 55 件、および非曝露の症例 16 件と非症例 125 件の
					リスク比とリスク差を推定するように求められる場合があります。 
					これらを算出するには、 csi コマンドに続けて 4 つの数字を入力します。
 
                	曝露かつ症例の件数(12件)
 
                	非曝露かつ症例の件数(16件)
 
                	曝露かつ非症例の件数 (55件)
 
                	非暴露かつ非症例の件数(125件)
. csi 12 16 55 125
                
                 出力結果からは多くの情報が得られます。
                	症例となる全体のリスクは 0.13、暴露グループのリスクは 0.18、非暴露グループのリスクは 0.11 です。
					リスク差は、暴露グループのリスクと非暴露グループのリスクの差です。
					ここで、リスク差と 95% 信頼区間は 0.07 [-0.04 , 0.17] です。
                	リスク比は、暴露グループのリスクを非暴露グループのリスクで割ったものです。
					ここで、リスク比と 95% 信頼区間は 1.58 [0.79 , 3.15] です。
					 曝露群における寄与割合(AFE)は、曝露に起因する曝露症例の割合の推定値です。
					ここで、AFE と 95% 信頼区間は 0.37 [-0.26 , 0.68] です。
					集団寄与割合(AFP)は、曝露に起因するすべての症例の正味の割合です。 ここでの AFP は 0.16 です。
					 表の下部にある χ2 統計量は、曝露状況と症例状況の関連性をテストします。 
					ここで、自由度 1 の χ2 分布において 1.68 以上となる確率はは 0.1950 です。
					 サンプルサイズが小さい場合は、exact オプションを使用することが適切であることがよくあります。
					これにより、フィッシャーの正確検定の片側および両側の p 値が報告されます。
					95% 信頼区間のオッズ比をレポートしたい場合は、 or オプションを指定します。
. csi 12 16 55 125, exact or
                
                オッズ比は、曝露されたグループの症例であるオッズを非曝露グループの症例であるオッズで割ったものです。 ここで、オッズ比と 95% 信頼区間は 1.70 [0.77 , 3.79] です。
参考
さらに詳しい内容につきましては、下記のマニュアルをご覧ください。
		
