二事例モデル

二つの事例(文書グループ、文書、文書セット)で共通するコード・共通しないコードを図示します。グループ間のコーディング結果の比較に適しています。

二事例モデル

icon生活満足度に関するインタビューを、20歳以上の男性のグループと20歳以上の女性のグループに分け、コーディング結果を比較しています。「父母」「友人」「祖父母」「パートナー」のコードはどちらのグループにも出現しています。「兄弟姉妹」のコードは20歳以上の男性のグループにのみ、3回出現していることがわかります。


作図の手順

  1. 必要に応じて文書グループや文書セットを作成します。例えば「20歳以上の男性」と「20歳以上の女性」の比較など、文書に紐づく属性情報を利用して事例を比較する場合は、あらかじめ文書セットを作成しておくと分析や作図の際に便利です。詳細は下記をご参照ください。

    関連ページ量的データによるデータのグループ化

  2. コードシステムウィンドウで、作図に使用するコードをアクティブ化します。 コードシステム
  3. 図解ツールタブのMAXMapsを開きます。 図解ツールタブ
  4. 開始タブの新たなモデルを作成から二事例モデルを選択します。
    新たなモデルを作成
  5. 画面左側から二つの事例(文書グループ、文書、文書セット)を画面右側にドラッグ&ドロップします。 二事例モデル
  6. モデルの設定画面とプレビューが表示されます。①の設定を行ってから②をクリックします。 二事例モデル
  7. マップが作成されます。マップ内の各オブジェクトはマウスでつかんで移動できます。マップの編集方法についてはMAXMapsの基本の作図で紹介しています。

    関連ページMAXMapsの基本の作図

オプション

メモ
マップに挿入するメモの種類を選択します。

コード
アクティブ状態のみ表示する
現在アクティブ化されているコードのみをマップに挿入します。
[数値]列ごとに最も頻度の高い…のみを表示する
二事例に共通するコードはマップの中央の列に、共通しないコードは端の列に表示されます。これらの列に表示するコードの数を制限します。コード頻度が高いコードから順に挿入されます。頻度が同じコードが複数存在する場合は、コードシステムウィンドウで上方にあるコードから順に選ばれます。
例:『5列ごとに最も頻度の高い…のみを表示する』に設定すると、コード頻度が高い上位5つのコードが各列に表示されます。
コードのサイズはコード付きセグメントの数を反映しています
コード頻度によってコードアイコンのサイズを大中小と変化させます。コード頻度が標準偏差の範囲内のものは中サイズ、それよりも高いものは大サイズ、低いものは小サイズで表現されます。
コード頻度で線にラベルを付ける
事例とコードを結ぶ線上に、コード頻度を表示します。
page_top_icon