Googleマップをグラフにインポート

Google Map Import

このアプリを使うと、既存の経度・緯度のグラフのスケールに対応するGoogleマップ画像を、グラフにインポートできます。地図上にバブルグラフや等高線図などを描きたい場合に手軽で便利なアプリです。

Google Map Importの使用例

このアプリの良いところ

  • 経度・緯度の範囲がすでに設定されたグラフがある場合、自動的にそのグラフに合わせた経度・緯度のマップをインポートできます。
  • グラフのY軸を、Googleマップが採用しているメルカトル図法に自動的に合わせる機能があるため、グラフとマップがずれることがありません。
           
Google Map Importアイコン Google Map Import
作者 OriginLab Technical Support
ライセンス 無料
必要バージョン Origin2018(9.5)以降
ユーザインタフェースの言語 英語
カテゴリ グラフ
開発元ページ
※英語のみ

 

操作方法

サンプル

カナダで行われた鮭の稚魚の捕獲調査のデータを利用します。

下のファイルをダウンロードするか、Originのメインメニューから「ヘルプ:ラーニングセンター」を選択し、「Bubble Plot on Google Map」を検索してプロジェクトを開いてください。

salmonpopulation.opj

salmonpopulation.opj


  1. プロジェクト内のバブルグラフは経度、緯度スケールで作図されています。このグラフがアクティブな状態で、アプリウィンドウのGoogle Map Importアイコンをクリックし、ダイアログを開きます。
  2. アプリウィンドウ


  3. グラフのX軸、Y軸の範囲に対応するマップを取得したいので、左パネルの赤い長方形の右上隅にあるアイコンをクリックして、アクティブグラフレイヤのスケールを取得します。
  4. グラフスケールに対応するマップを取得


    インポート領域をより詳細に指定するには、Importの項目で「Area within ROI Box」を選択します。するとマップ上に赤い長方形のROIが配置されます。長方形をドラッグしてサイズを変更したり移動したりできます。
    緯度・経度を入力することも出来ます。
    なお、インポートされるマップ画像のサイズは、640×640ピクセルに制限されています。

    ダイアログ-Area within ROI Box


  5. 最後に「Import as Update」ボタンをクリックすると、マップ画像がアクティブなグラフレイヤにインポートされます。
  6. マップをインポートしたグラフレイヤ


ダイアログの設定項目

  • Map Type
    使用するマップの種類を選べます。
  •    

    ドロップダウンリスト「Map Type」



    Terrain:地形
    Satellite:航空写真
    Hybrid:ハイブリッド(Road Map と Satelliteの複合図)

  • Mercator projection
    チェックを入れると、グラフのY軸スケールがメルカトル図法と一致します。Googleマップはメルカトル図法を使用しており、グラフレイヤ上の緯度と経度の値がプロットされたデータポイントをマップの場所と正確に一致させることが出来ます。
    チェックを外すと、軸スケールは線形になります。特に広い緯度の範囲をインポートする場合、軸スケールとマップが一致しなくなります。
  •    

    軸スケールが線形の場合


  • Rescale Layer by Map
    チェックを入れると、軸の長さがXとYの範囲に比例するようにグラフレイヤのサイズが変更されます。チェックを入れないと、レイヤのサイズは変更されません。

    「Rescale Layer by Map」にチェックを入れた場合
  • 軸とレイヤーサイズが比例した場合


    「Rescale Layer by Map」にチェックを入れない場合

    軸とレイヤサイズが比例しない場合


  • Import as Update
    ボタンをクリックして、マップ画像をアクティブ状態のグラフレイヤにインポートします。
    また、ダイアログで設定を変更した後に、「Import as Update」ボタンをクリックすると、グラフ上にマップが更新されてインポートされます。
  • グラフ上にマップを更新


  • Import as New
    ボタンをクリックすると、指定された範囲のマップが新しい2Dグラフとして新規のグラフウィンドウに作成されます。
  • ダイアログ 出力タブ


    なお、インポートしたマップ画像を削除したい場合には、メインメニューの「編集」で「編集モード」をクリックし、画像を選択してDeleteキーを押します。
    ※編集が完了した後は、編集モードを解除して元に戻してください。

    ヘルプ


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