アプリで機能拡張!

これまで、Originの標準機能に含まれていない解析・処理やグラフ作成を行うには、 複数の機能を組み合わせてOriginを工夫して使ったり、自分でスクリプトを作成する必要がありました。
そこで、Origin 2016以降のバージョンでは、Originを機能拡張できるアプリの機能が追加されました。
Originのウィンドウの右上から「アプリの追加」をクリックし、表示される「アプリセンター」のダイアログで使いたいアプリのダウンロードアイコンをクリックするだけで、機能を拡張できます。
アプリセンターにはOriginLab社やOriginユーザが作成した数多くのアプリが登録されていますが、役立つアプリを探し、使い方を調べるのはなかなか大変です。そこで、特に人気のあるアプリやライトストーンお勧めのアプリをピックアップし、このページでじっくり紹介します!
Originのアプリをインストールし、もっともっとOriginを活用してください。

データインポート

CSV Connector

CSV Connector データの整合性を保ちたいときに

元データと関連づいた状態でデータをインポートします。
Origin上ではデータはロックされ、間違ってデータを書き換えることがありません。
また、プロジェクトファイルにデータが保存されないため、ファイル容量を削減できます。


Import Shapefile

Import Shapefile シェープファイルをインポート

グラフまたはデータとして地図データを扱うシェープファイルを取り込むことができ、
グラフとして取り込んだ場合には部分的に編集することもできます。
データとして取り込んだ場合にはColorMap for Map Dataアプリと組み合わせて各部分のデータ値にあったカラーマップのグラフを作成できます。
例)都道府県ごとの人口を色で塗りつぶして表すグラフ

グラフ

Google Map Import Googleマップをグラフにインポート

経度・緯度のグラフに対応する範囲のGoogleマップ画像を、グラフにインポートできます。グラフのX軸・Y軸がすでに希望する経度・緯度の範囲に設定されている場合、自動的にグラフスケールに合わせたマップがインポートされます。


3D Surfaces Intersection 3D曲面図の交点を抽出

グラフレイヤーにおける2つの3次元曲面図の交点を抽出できます。
交点の座標を抽出すること、グラフ上に交点をプロットすることができます。


Correlation PlotOriginPro版が必要です。 相関行列をヒートマップで視覚的に表現

相関行列をヒートマップで表現することで、データの相関関係を視覚的に理解することができます。そして、相関関係を塗り色だけでなく、円や楕円で表現することができます。さらに、有意差の有無やp値のラベルなどを組み込み、美しく分かりやすい相関行列ヒートマップを作図できます。


LaTeXLaTeXを使ってきれいに数式を記述

LaTeXで数式などを記述しテキストオブジェクトとして追加できます。
複雑な数式でもきれいに記述することができ、グラフに数式を追加したい場合などに便利です。

解析

Tangent 接点を自由に決め、接線を作成

曲線の接線を作成し、傾きや角度など接線の情報を出力できます。グラフ上で自由に接点をドラッグして動かすことができます。接線が曲線にうまくフィットしない場合は、前処理としてスムージングを実行可能です。


Principal Component Analysis for SpectroscopyOriginPro版が必要です。スペクトルの主成分分析

スペクトルに対して主成分分析を実行するアプリです。化学分野ではどの変数(周波数や波長、時間)がスペクトルで重要かを調べる場合があり、このアプリはそういった問題で利用できます。

カーブフィット

Piecewise FitOriginPro版が必要です。 グラフの区間ごとにフィットを実行

データセットを複数の区間に分け、それぞれフィット関数を指定してフィットを実行します。別々のグラフを用意せずに複数の関数でフィット可能です。
また、全区間に対して一括でフィットを実行し、レポートを出力できます。

統計

Statistical Process ControlOriginPro版が必要です。 SPCやSQCのためのツール

統計的工程管理 (SPC) または統計的品質管理 (SQC) のためのアプリで、分布の識別・工程能力分析・工程の概要・データ変換・管理図作成の5つのツールをご利用いただけます。


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