Origin/Pro2023bでのパッケージの再インストール

Origin/Pro2021以降では埋め込みPythonが利用でき、Origin/Pro2023まではPython3.8に対応しておりましたが、Origin/Pro2023bではPython3.11への対応に変更となりました。そのため、2023bバージョンではパッケージの再インストールが必要になりますが、手動での再インストールはとても面倒です。
このページでは、古いバージョンのOrigin/Proにインストールされたパッケージから選択して半自動で2023b用にパッケージの再インストールを行える機能をご紹介いたします。

※この機能はオンラインでパッケージをインストールできる場合でのみ利用できるものです。セキュリティ等でオンラインでのインストールができない方はこちらの機能は利用できませんのでご注意ください。
※一部のパッケージはPython3.11に対応したものがなく、インストールできない場合があります。

Python3.11に対応したパッケージのインストール

2023bでの再インストール手順

  1. Origin/Pro2023bを起動します。
  2. Origin上部のメニューから ウィンドウ:コマンドウィンドウ を選択します。
  3. コマンドウィンドウを開く
  4. 開いたウィンドウの右側に下記のコマンドを入力してEnterキーで実行ます。
  5. doc -pyr 38;
  6. 実行すると、2023bにインストールしたいパッケージを選択するダイアログが開きます。インストールするパッケージにチェックを入れてOKでコマンドプロンプトが開いてインストールが開始されます。
  7. インストールするパッケージを選択
  8. インストールが完了したらいずれかのキーをクリックしてコマンドプロンプトを閉じ、さらにOrigin/Proを閉じます。
  9. いずれかのキーを押してコマンドプロンプトを閉じる
  10. 再度Origin/Pro2023bを起動し、上部メニューの 接続:Pythonパッケージ を選択すると再インストールしたパッケージが確認できます。
  11. インストールされたパッケージの確認

補足:コマンドウィンドウのパネル調整とドッキング

コマンドウィンドウの左パネルはコマンドの実行履歴、右パネルがコマンドを実行するコマンドパネルです。デフォルトではコマンドパネルの幅が極端に狭くなっている場合がありますのでその場合にはパネルの間にある仕切りをドラッグして大きさを調整してください。
また、コマンドウィンドウはドラッグしてワークスペース上に表示されるボタンに合わせることで任意の位置にドッキングさせることもできます。

コマンドウィンドウのパネル調整とドッキング

"originpro"パッケージに導入されているクラスの一覧やリファレンスは下記リンクから確認できます。

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