2つのX軸をもつグラフの作成

複数のY軸をもつグラフは、Originの「作図」メニューから簡単に作図できますが、X軸を複数もつグラフタイプは作図メニューには用意されていません。このページでは2つのX軸をもつグラフを作成する方法を紹介します。

操作方法

ワークシートに2組のXYデータセットを用意します。

ワークシートにデータを用意

1組のXYデータからグラフを作成します。下図では、A、B列のデータから「線+シンボル」グラフを作図しています。

1つのデータセットからグラフを作成

作図したグラフに新規レイヤ(軸)を追加します。「挿入」メニューの「新規レイヤ(軸)」にある、「上X 右Y(寸法リンク)」または「下X 右Y(寸法リンク)」を選択します。
※Origin 2019以前のバージョンでは「グラフ操作」メニューにあります。

新規レイヤを追加

上X 右Y(寸法リンク)で軸を追加した場合

上X 右Y(寸法リンク)で軸を追加

下X 右Y(寸法リンク)で軸を追加した場合

下X 右Y(寸法リンク)で軸を追加

追加されたレイヤにもう一方のXYデータを追加します。グラフウィンドウの左上にある灰色の「2」のアイコンを右クリックして「レイヤ内容」ダイアログを開きます。

レイヤ内容ダイアログを開く

左パネルで、追加するYデータを選択して右矢印ボタンをクリックしてデータを追加し、「OK」をクリックします。
「適用時に再スケール」にチェックを入れておくと便利です。

レイヤにデータを追加
※レイヤ内容ダイアログについてはこちらのページを確認してください。

下図のように2つのY軸をもつグラフが作成されます。

2X軸のグラフが作成

作成したグラフをグラフテンプレートとして保存しておけば、のちにほかのデータから2X軸のグラフを作成したいときに便利です。

また、3つ以上のX軸をもつグラフを作成する場合は、上述の操作で必要な分だけレイヤを追加して、それぞれのレイヤにデータを追加してください。

 

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