Origin 2018 - グラフ作成・編集 -
Origin 2018では、新しいグラフタイプ「滝グラフ」、「二重Y軸ボックスチャート」が追加されました。また、統計値にともづいた参照線の追加や、グラフエクスポート領域の視覚的な定義などが可能になりました。
- 滝グラフと二重Y軸ボックスチャート
- カスタム境界付きの4D XYZプロット
- カスタム参照線の追加
- 凡例の編集
- グラフオブジェクトまたはレイヤを等間隔に配置
- グラフエクスポート領域
- その他のグラフ機能の改良
滝グラフと2重Y軸ボックスチャート
滝グラフ(McKinsey式のグラフ)と2重Y軸ボックスチャートの作図が可能になりました。
滝グラフ
- 接続線および合計の表示
- 値の増減に応じた棒の色の割り当て
2重Y軸ボックスチャート
2重Y軸ボックスチャートが作図メニューに追加され、2つの変数のデータ分布を同時に確認できます。共通のX軸を持ちますが、Yスケールはそれぞれ独自です。
カスタム境界付きの4D XYZプロット
XYZ列から曲面をプロットし、4次元目を表す別のデータ列に基づいたカラーマップを適用します。曲面にはカスタムXY境界を設定することができます
カスタム参照線の追加
統計値や式に基づいた参照線をグラフに追加できます。
- 平均値や標準偏差などのプロットされたデータに対する統計を使用
- mean+1.5*sdのように関数を組み合わせて使用
- カスタム式を使用して、軸スケール値に基づいた線を追加
- 繰り返し利用のために参照線はグラフテンプレートに保存
- データが変更されると参照線が更新
参照線は軸ダイアログの「参照線」タブで追加します。平均値や最大値などの統計値に基づいた参照線の他、1.2*xなどの式に基づいた参照線があります。
凡例の編集
これまでLabTalk置換表記でしか追加できなかった、プロットから独立した凡例項目をダイアログで追加できるようになりました。
- 凡例の項目を作成する「凡例シンボル追加」ダイアログ
- カスタムシンボルや線を追加
- シンボルサイズや線の幅などの凡例のプロパティだけを編集
グラフオブジェクトまたはレイヤを等間隔に配置
- グラフレイヤとグラフオブジェクトで使用可能
- 選択したオブジェクトを垂直/水平方向に等間隔に配置
グラフエクスポート領域
エクスポートまたは、他のアプリケーションにコピーするグラフの領域を手動で定義できます。
- 2Dグラフ上でドラッグしてエクスポート領域を定義
- 現在のページコピー設定の上に余白を適用
- 設定は各グラフに固有で、グラフと共に保存可能
その他のグラフ機能の改良
- 二重Y縦棒グラフの棒の間隔設定
- 3Dウォールグラフの光源設定
- 軸の終わりに矢印を追加
- 3D OpenGLの光源の方向をホットキーで変更
- 目盛ラベルの折り返しオプションの追加
- グラフページレベルの数値区切りの編集
- 他のデータセットを使って特定のインデックスでプロットにラベルをつける
- 積み上げ棒グラフで合計ラベルの追加
- グループ内の各プロットでシンボルサイズを推移