XYZデータから等高線図(等値線図)を作成

Originでは等高線図をかんたんに作成できます。この動画では、ワークシート上のXYZデータから色付きの等高線図を作成し、Zレベルや配色といったフォーマットを設定する操作についてご紹介しています。

右下の拡大ボタンボタンで画面を大きくし、設定ボタンで解像度720以上の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。

操作方法

等高線図(等値線図)を作成

  1. サンプルデータのワークシートに左からX、Y、Zの順にデータが入力されています。
  2. まずは、3番目の列をZデータとして列の属性を設定します。C列をクリックして表示されるミニツールバーの「Zとして設定」ボタンをクリックして設定します。
  3. C列を選択したまま、「作図」メニューの「等高線図」カテゴリから「等高線-色付き」を選択して作図します。

グラフレイヤ内全体に等高線図を表示

  1. 作図した等高線図を編集するには、グラフ上でクリックして表示されるミニツールバーを使うか、ダブルクリックして開く「作図の詳細」ダイアログを使います。ここではダイアログを使って編集していきます。
  2. 「データポイント表示」にチェックを付けて「適用」ボタンをクリックします。グラフ上に実際のデータポイントが表示され、確認すると、実際のデータがあるところまでしか等高線図が描画されていないことがわかります。
  3. XとY軸で囲まれた領域であるレイヤ内で等高線図を表示するには、ダイアログの「等高線設定」タブで「レイヤ境界」を選択して「適用」ボタンをクリックします。するとデータを内挿あるいは外挿して等高線図が表示されます。

等高線のレベルを編集

  1. つぎは、等高線のレベルを編集します。「作図の詳細」ダイアログの「カラーマップ/等高線」タブを開き、「レベル」をクリックし、小さいダイアログを開きます。
  2. デフォルトの設定では、Zの値が0.85から11.15の間を48レベルに分けて表示する設定になっています。これを、わかりやすいように区切りの良い数値に変更していきます。「開始」を0、「終了」を12に変更します。
  3. ダイアログ右側で「増分」を選択して、値として1を入力して、Z値が1増えるごとに線が引かれるようにします。
  4. 「副レベル数」を9に変更すると、等高線を表示する主レベルと主レベルの間に9個レベルを作るので、値が0.1変わるごとに色が変化する設定になります。
  5. 「OK」をクリックすると、「作図の詳細」ダイアログの「レベルの項目が変更されるので、「適用」をクリックするとグラフ上のカラーマップレベルが変更されます。

塗り方を編集

  1. 色の塗り方を変更する場合は「色塗り」をクリックします。デフォルトの設定では、「他の色を導入して混合」になっており、最小値を青、最大値を赤にして、その間に他の色を混ぜ合わせて色を推移させる設定になっています。
  2. 他の設定である、「制限付き混合」は、最大と最小の色の濃淡で色を推移させます。「3色限定混合」はさらに中間に一色追加して色を推移させます。「パレットをロード」と「カラーリスト」は、既存の配色から選択して等高線図を色塗りするものです。
  3. ここでは「パレットをロード」を選択して、「パレットを選択」ボタンをクリックして「Maple」を選択して「OK]ボタンをクリックしてから作図の詳細」ダイアログの「適用」ボタンをクリックします。

主レベル以外の特定の線を表示

  1. 線の表示は作図の詳細」ダイアログの「線」をクリックして開くダイアログで設定します。デフォルトでは、「主レベル上のみ表示」にチェックがついており、各主レベルだけ線を表示する設定になっています。
  2. 例えば、4.5のような副レベルの値で線を表示させたい場合には、「主レベル上のみ表示」のチェックを外して「OK」をクリックし、「作図の詳細」ダイアログの表の中で線を表示させたいレベル、ここでは4.5の「線」の項目をクリックします。
  3. ダイアログが開いたら、「表示する」にチェックを付け、その下の設定項目で線のフォーマットを設定できます。ここでは、「色」を「赤」にして「太さ」を5にしてから「OK」をクリックして「適用」ボタンをクリックすると。
  4. 等高線にラベルを表示したい場合は、表示したいレベルの「ラベル」の項目にあるボックスにチェックを付けます。作図の詳細ダイアログで「OK」をクリックすると、ラベルが表示されます。グラフ上に表示されたラベルはマウスでドラッグして移動できます。

参考ページ

page_top_icon