ボタンクリックでPythonを実行

OriginではPythonスクリプトを実行できるボタンをOriginのワークブック内に作ることができます。

Pythonのプログラムを実行する

Pythonコードの実行方法は下記リンクを参照してください。

作成手順

このサンプルでは、pythonの配列が入ったデータをOriginのワークシートに書き出すことができるボタンを作成します

  1. 空のワークシートを用意します。
  2. Origin左側のアイコンから「テキストツール」のアイコンを選択してワークシート上に"Run"とテキストを追加します。
  3. 追加したテキストにコード実行機能をつけます。Altキーを押しながらテキストをダブルクリックすると、テキストプロパティの「プログラミング」タブが開きますので、テキストボックスに下記のスクリプトを入力します。
  4. import pandas as pd
    import originpro as op
    
    #入力するデータを作成
    data = {'Name':['太郎', '次郎', '三郎', '四郎'],
            'Grade':[99, 98, 95, 90]}
    
    df = pd.DataFrame(data)
    wks = op.find_sheet()
    #ワークシートにデータを入力
    wks.from_df(df)
    テキストプロパティを開いて、スクリプトを入力
  5. さらにテキストプロパティの「プログラミング」タブで「のあとでスクリプトを実行」の左側にあるドロップダウンから「ボタンアップ」を選択して「OK」でダイアログを閉じます。
  6. ボタンアップを選択
  7. あとはボタンをクリックすれば先ほど入力したPythonのプログラムが実行されます。
  8. ボタンをクリックして実行

補足

ボタンのプログラムや設定を変更したい場合は、Alt+ダブルクリックでテキストプロパティを開くか、Originのメニューから 編集>編集モード へと変更することでテキストを変更したり、右クリックでプロパティを開くことができるようになります。

編集モードに変更する

※この設定をした場合、必ず同じ操作で編集モードをオフに戻してください。編集モードが有効なままですと、グラフの軸やラベルなどに、本来非表示のオブジェクト名などが表示されるのでご注意ください。

"originpro"パッケージに導入されているクラスの一覧やリファレンスは下記リンクから確認できます。

前回の連載はこちら

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