Vol.35 フィット直線/曲線の表示範囲を変更する

フィットを実行するとデフォルトでは、元のデータと同じX値の範囲でフィット直線/曲線のデータも作成されますが、オプションでフィット直線/曲線の範囲を変更することができます。

フィット直線の範囲を変更した場合のグラフ

線形フィット操作方法については下記ページをご覧ください。

線形フィットでフィット直線の表示範囲を変更する

線形フィットでフィット直線のデータ範囲を変更したい場合はダイアログの「フィット曲線のプロット」タブで設定を変更することができます。
フィット直線についての設定がここのタブにまとめられており、「Xデータタイプ」の項目で直線の範囲を変更できます。いくつか設定方法はありますが、「範囲」の設定を「カスタム」にして、その下に出てくる「最大」「最小」の値を任意の値に設定して変更するのがもっとも直感的にわかりやすい方法です。

線形フィットダイアログ
    Xデータタイプの各項目の設定:
  • Xデータタイプ:フィット直線のデータの作成方法を指定します。元データと同じX座標でフィット直線のデータを作成したい場合は「入力データと同じ」に設定します。
  • ポイント:作成されるフィット直線のデータ点の数を指定します。
  • 範囲:フィット直線の範囲を指定します。元データのX範囲を参照しながら作成する方法や「カスタム」で任意の範囲に設定することもできます。

線形フィットのダイアログについては下記ページをご覧ください。

補足

作成したフィット直線のデータは"FitLinearCurve{番号}"というシートに出力されています。
このフィット直線を使って別のグラフを作成したい場合は、ここのシートからグラフを作成してください。

線形フィットのデータ出力シート

非線形曲線フィットやピークアナライザの場合

非線形曲線フィットの場合

非線形曲線フィットでは「設定」タブ内の「フィット曲線」を選択し、「フィット曲線のプロット」設定の「Xデータ型」で曲線範囲を変更できます。

非線形曲線フィットでの範囲を変更方法

ピークアナライザの場合

ピークアナライザでは「ピークフィット(Pro)」の段階で下部に出てくる設定項目の「結果」内のさらに「グラフ構成の設定」の中の「フィット曲線のプロット」にある「Xデータ型」で範囲を変更できます。

ピークアナライザでの範囲変更方法

テクニカルサポート

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せフォームよりテクニカルサポートまでご連絡ください。

その際、必ず「製品名」「バージョン」「シリアル番号」をご連絡ください。

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