ヘキサダイアグラム(シュティフダイアグラム)

ヘキサダイアグラム(シュティフダイアグラム)とは、水の溶存成分(溶存イオン)の濃度を当量値(meq/L あるいは me/L)として示したグラフです。トリリニアダイアグラムと同様に地下水や河川水などの水質組成を表現するための方法としてよく使用されています。

ヘキサダイアグラムでは、中央に引いた直線を0とし、直線の左側に陽イオン(Na+,K+,Ca2+,Mg2+など)、右側に陰イオン(Cl-,HCO3-, CO32-,SO42-など)の濃度当量値をそれぞれプロットします。
そして、プロットした6つの点を結んだ六角形の形から水質組成を知ることができます。

Originでは、Na+,K+,Ca2+,Mg2+, Cl-,HCO3-, CO32-, SO42-の濃度データ(mg/L)から簡単にヘキサダイアグラムを作図でき、追加でNO3-, F-などを表示することもできます。また、地図上の採水地点にヘキサダイアグラムを表示するためのシュティフマップグラフも作図できます。

別名:ヘキサダイヤグラム、シュティフダイアグラム、スティッフダイアグラム、スチッフダイアグラムなど

地下水や河川水などの水の溶存成分(溶存イオン)の濃度を当量値で示すヘキサダイアグラム(シュティフダイアグラム)

用意するデータと操作

Originでシュティフダイアグラム(ヘキサダイアグラム)を作成する際は、下図のように各イオンの濃度データ(mg/L)を用意します。CO32-単体、または、K+とCO32-のペアがなくても作図できます。下図では、ほかに「ID」列を用意していますが、これはなくても構いません。

データの例

なお、ロングネーム行でNa+のように入力しておくと、作図後に各点のラベルとして使用されます。上付き文字、下付き文字等を設定するにはこの行でリッチテキストを有効にする必要があります。詳細は以下のページをご参照ください。

データ列を選択してから「作図」メニューから「特殊グラフ:シュティフ」を選択します。

作図メニューからシュティフダイアグラムを選択

ダイアログが開くので、ぞれぞれのイオン濃度データがある場所を指定します。各設定項目の右にある矢印ボタンをクリックすると列を選択できます。サンプルIDがある場合は、指定します。

ダイアログで各イオンの濃度データの位置を指定

OKをクリックすると、シュティフダイアグラムが作成されます。すべての入力イオンデータに組み込みの変換係数(イオン電荷をモル質量で割った値、単位:Meq/mg)が自動的に乗算され、プロットデータの単位は「Meq/L」です。

シュティフダイアグラム作図後

追加で表示するイオンがある場合

シュティフダイアグラムにNO3-やF-など追加で表示したいイオンがある場合、濃度データのほかに、「換算係数」が必要です。これは、イオン電荷をモル質量で割った値(単位:Meq/mg)で、下図のようにワークシートのラベル行に用意します。

追加で表示するイオン濃度のほかに換算係数を用意

追加のイオンの表示位置は、「グループ」行で指定できます。グラフ上では、カチオン/アニオンともに1から順に上から表示されるので、以下の例では、Cl-とF-が同じ位置レベルに表示されます。

追加のイオンの表示位置はグループ行で指定

また、上図では「換算係数」「グループ」という名前のユーザパラメータ行を作成して値を入力していますが、コメント行などに入力することもできます。

作図の際には、「作図」メニューから「特殊グラフ:シュティフ」を選択して開くダイアログで、「追加のカチオン」あるいは「追加のアニオン」の項目と「換算係数」を設定して作図します。

ダイアログで追加のカチオン/アニオンと換算係数を指定

シュティフマップ

Originでは、シュティフダイアグラムを配置する位置を指定できるシュティフマップも作図可能です。例えば、ダイアグラムを配置する位置データとして経度緯度のデータがあれば、地図上の採水地点と共にヘキサダイアグラムを表示することで水質区分を確認しやすくなります。

地図上の指定した位置にヘキサダイアグラムを配置できるシュティフマップ

なお、上図のサンプルでは、「Google Map Import」アプリを使用してGoogleマップ画像をグラフ上にインポートして背景として使用しています。

サンプルデータ

Originの「ヘルプ」メニューから「ラーニングセンター」を開き、様々なサンプルグラフを確認できます。ダイアログの上にある検索バーで「stiff」のように入力し、サムネイル画像をダブルクリックすると開けます。
※Originをお持ちでない場合は、無料の体験版でお試しいただけます

ラーニングセンターでサンプルデータを開く

開くと、グラフと実際のデータがあるので、ワークシートにどのようにデータを持てばよいかや、作図方法のチュートリアルなどを確認できます。

シュティフマップのサンプルデータ

テクニカルサポート

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せフォームよりテクニカルサポートまでご連絡ください。

その際、必ず「製品名」「バージョン」「シリアル番号」をご連絡ください。

 

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