OriginPro 2026b 新機能

Origin/Pro 2026bでは、新たに「ライフサイエンスモード」が搭載され、生命科学データの整理、グラフ作成、解析をよりスムーズに行えるようになりました。また、データを複製せずに参照できるミラー列や、グラフ注釈、統計・品質改善機能の強化など、データ処理から可視化、解析までの作業を効率化する機能が追加されています。
本ページでは、最新版で追加された代表的な機能をご紹介します。

OriginPro 2026b 新機能

Origin/OriginProのメンテナンスサービス契約が有効な方、または有効なサブスクリプションライセンスをご利用中の方は、最新版への無償アップグレードが可能です。体験版のインストーラをそのまま使用して、製品版としてご利用いただけますので、ぜひご活用ください。

なお、無償アップグレードの対象でない方も、体験版としてOriginPro 2026bをお試しいただけます。


ミラー列(データを複製せずに参照)

新しいミラー列機能を使用すると、プロジェクト内の任意の場所にあるデータを複製せずに参照できます。元データを1か所で管理して、別のワークブックや解析、グラフ作成に利用できます。データ管理の手間を減らし、プロジェクトファイルの軽量化にも役立ちます。

  • ソース列をコピーしてミラー列として貼り付け(Ctrl + Alt + V)、または、保存先列のFx行にミラー構文を直接入力
  • コピー&ペーストや列数式で参照する場合と比較して、プロジェクトファイルのサイズを大幅に小さくし、読み込み時間を短縮
  • ソース列と保存先列の両方に専用アイコンとツールチップが表示され、ミラー関係を簡単に識別して管理
  • ワークシート全体をミラー化することも可能
  • 既存の列数式や「列のコピー先」で指定した保存先を、ワークシート、ワークブック、フォルダ、またはプロジェクト単位でミラー関係に変換
ミラー列(データを複製せずに参照)

ライフサイエンスモード

バージョン2026bでは、ライフサイエンスモードが導入されました。このモードでは生命科学分野でよく使われるデータを整理しやすいテーブル形式で扱うことができ、スムーズにグラフ作成や解析を実行できるように設計されています。

  • XY、列、グループ、分割表、生存データの5種類の構造化テーブルから選択
  • データテーブルに配置されたアイコンから作図メニューや解析オプションを直接利用
  • 選択したテーブルタイプに応じて、正規化やXデータ変換、用量反応曲線フィットやヒートマップ表示といった様々なオプションを用意
  • GraphPad Prismの .pzfx または .prism ファイルをOriginにドラッグ&ドロップしたり、Prismのテーブルデータをコピー&ペースト可能。ワークシートは、適切な構造化テーブル形式に自動変換
ライフサイエンスモードでテーブルアイコンから作図 ライフサイエンスモードで正規化、フィット

他のシートに列を追加

1つのワークシートに列を追加または挿入し、同じ操作を他のワークシートにもまとめて適用できます。列数式も他のシートにコピーして適用できるので、繰り返し作業や設定ミスを減らせます。

  • 類似したデータ構造を持つワークシート、または任意のワークシートに列を追加
  • 現在のブック、フォルダ、またはプロジェクト内のワークシートに列を追加
  • 列の挿入にも対応
  • 列数式が使用されている場合、その数式もコピーされ、他のシートに適用
数式のある列を他のシートに追加

 

グラフ注釈(データラベル)の改善

傾き計測ツールが追加されたほか、参照線の追加、データ注釈のカスタマイズなどがより簡単になり、グラフ上で伝えたいポイントをすばやく分かりやすく示せます。複数レイヤ対応やスナップ操作により、注釈作成の手間も軽減します。

  • グラフ内で選択した2点の傾きを計測ツールが追加
  • データラベルをカスタマイズするためのミニダイアログ
  • すべてのレイヤに参照線を追加
  • 列ラベル行の値を使用して参照線を追加
  • Shiftキーを押しながら操作してデータラベルツールをスナップ
傾き計測ツールと参照線の挿入

統計と品質改機能の改良

このバージョンでは、統計および品質改善に関するさまざまな追加機能と改善が利用できます。

  • 複数の新しい仮説検定ツールを追加
  • ANOVA、比率検定、その他のツールに、サマリレポート、診断レポート、検出力分析を追加
  • 実験計画法:二値応答分析、ばらつき分析、最適計画の選択、重ね合わせ等高線図を追加
  • 信頼性分析:任意の打ち切りデータに対するパラメトリック分布分析、分布識別、分布概要、寿命試験計画、寿命データによる回帰を追加
統計と品質改機能の改良

その他の新機能

    一般

    • データインポート後にコネクタを削除するオプション
    • バッチ処理用に、より多くのファイルを含めてシート/ブックを複製
    • シートに列を追加したとき、グラフを灰色領域内で右方向に移動
    • ノートをMHTMLファイルにエクスポート
    • 座標を設定した画像ウィンドウをOGGUとして保存し、今後のプロジェクトで読み込み
    • 結果シートテーブル用のミニツールバーボタンを追加。テーブルのコピー、桁数設定、Word、PowerPoint、レイアウトへの送信が可能
    • 「プロジェクトファイル内を検索」ダイアログで、データセル内のテキストを検索

    グラフ作成

    • すべてのグラフで解析ロックを非表示にし、同一レイヤ内の重複した解析ロックも非表示
    • ワークシート内のグラフシートまたはフローティンググラフで、軸スケールの再調整および自動再調整
    • 「グラフオプション」ダイアログにプロパティを追加
    • 軸破断を追加するミニツールバーボタン
    • 出力曲線をクリックしてパラメータを変更するミニツールバー
    • 複数レイヤグラフで作業する際の、アクティブレイヤインジケータとアクティブレイヤ切り替え

    データ操作機能

    • Excelからデータを貼り付け/インポートする際に、余分なスペースを削除
    • Excelからローカライズされた関数名をOriginにコピー
    • フラッシュフィルで小数点記号としてカンマをサポート
    • SVGファイルをワークシートセルにインポート

    アプリ

    • Acceptance Sampling OriginPro版が必要です。
    • Random Forest OriginPro版が必要です。
    • Stability Study OriginPro版が必要です。
    • Predictive Modeling Advisor OriginPro版が必要です。
    • GraphPad Prism Connector OriginPro版が必要です。
    • Reliability and Survival Analysis (更新) OriginPro版が必要です。
    • Statistical Process Control(更新) OriginPro版が必要です。
    • Design of Experiments (更新) OriginPro版が必要です。
    • Decision Tree Analysis (更新) OriginPro版が必要です。
    • Graph Maker (更新)
    • Data Factory (更新) OriginPro版が必要です。


GUIモードについて

OriginPro 2026bでは、インストール時に使用するGUIモードを以下の3つからお選びいただけます。

  • デフォルトモード:Originで標準で搭載されたメニュー、ツールバー、作図オプションを使用できます。幅広い分野のデータ解析やグラフ作成に適した標準のモードです。
  • 統計モード:統計解析や品質改善に特化したシンプルな操作環境を提供するモード設定です。Originで利用できる統計解析関連のアプリがまとめてインストールされます。
    ※ピークアナライザーや信号処理などの一部のメニューやグラフタイプは表示されません。
  • ライフサイエンスモード:ライフサイエンス分野のデータ解析やグラフ作成に適した操作環境を提供するモードです。用量反応、反復測定、時系列データ、生存データなどを扱いやすい構造化テーブルや、関連するグラフ作成・解析機能を利用できます。
    ※ピークアナライザーや信号処理などの一部のメニューやグラフタイプは表示されません。

インストール後にGUIモードを変更したい場合は、Originの「環境設定:GUIモード」メニューからモードの切り替えが可能です。

※別のGUIモードをインストールしたい場合は、以下のページを参照してください。

GUIモード
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